第3話 年数の割には…少なくない?
こんにちは。一週間いかがお過ごしでしたでしょうか。
昨日から世間では大型連休に入りましたね。
私の作品公開はカレンダーの色に関係なく、いつも通りに続けていきます。
さて、初回のご挨拶のときに「お話作りから二十数年」という内容を書きました。
いまカクヨムを含め3サイトに作品を出させていただいていますが、エッセイを除きますと、現状公開中の作品は全15本程度になります。
年数の割に数が少ない…? ごもっともです…。
それにはいくつかカラクリがありまして、そのひとつが『再構成・リメイク』といもの。この中には「完成度判断・年齢制限作品対応」も含みます。
例として代表作の一部、「あなたのやり方で抱きしめて!」や「まだ見ぬ未来へ駆け抜けて!」は本来独立作品、しかも別タイトルの初稿が存在しました。
以前の長編作品初稿は大抵「作品として形にするのがやっと」という状態でした…。後から思いついてスピンオフも乱立してしまったり。
時間を置いて、仕上げてから発表すればいいのですが…、完成後にキャラクターからの追加リクエストが入るのです…。(最近の作品は新作でも時間をかけて改稿後の発表となっています)
そこで、後の派生作品を含め全登場人物・時系列・エピソードの整合性を取った上で、「ETERNAL PROMISE」全体中の1エピソードとして約1年をかけて再構成させたというのが実態です。今月中にはその再構築も出し切りシリーズ完結となります。今回は茜音、結花、花菜と主役が途中で変わるため作品としては分割した構成をとりました。(今後・現在作成中のものは全編が1作品の形になる新しい設計にしています)
再構築時にコロナ禍となってしまったので、最新状況の確認をオンラインの情報に頼らざるを得なかった部分もありました。それでも作中全ての場所に居住または一度は旅行兼ロケ実施済みでしたから、空気感や雰囲気は覚えています。
茜音、結花、花菜とは構想段階から考えると軽く10年以上の付き合いなんですよね…。(今回ようやく現役引退となります…お疲れさま…)
次に年齢制限作品の扱いです。一時的にですが年齢制限あり(性的描写つき)の作品を公開したことがありました。
PV数は確かに現在と比較にならないほど頂けました。でも私が表現したいのは
(「ETERNAL PROMISE【The Advance】」の『第6章 あなたにあいたくて…』は改稿し本編に組み込まれた例です)
他にも見るに堪えないと絶版にしたのも多数。これらは単に消去されるのではなく、キャラ・設定などを別作品に移植して日の目を見ることが多く、「ボツ込み作品総数」は3桁近くなっています。いまは新作と改稿作が大体半々です。いつか改稿が終わり完全新作のみになるのかな…。
先般「あなたが教えてくれたこと」の15話の事を近況ノートで取り上げました。あの3日間は私もヒヤヒヤしていました。あのブロックは独立短編にするかというギリギリのところで、また内容が重いだけに発表できるか悩んだとき、実際に経験された天使ママさんから「物語だとしても表現してほしい」と背中を押していただき、評価を気にしないと覚悟をして書き上げた思い出があります。
私の作品の作り方の特徴に、キャラクターとの同化があります。お話より人物が先に来るのです。私の中でもう一人の別人格になるくらいまで育てます。特に恋愛物はヒロイン役の完成度≒作品の完成度といっても過言でありません。10年前に一度仕上げたと思っていても、その間に私と同様に彼女たちも年齢をとると感じ方も変わってくる…。本人も「私も若かった」と脳内で笑ってます。またロケハンを行っているとき、私は基本的にキャラクターとしての目線で物事を見ています(年齢にあわせ視点の高さを落とすこともあります)。
そのため、23日の近況ノートでご紹介したようにAIに作らせてみたところ、確かに可能性は感じたのですが、「AI結花は私の結花ではない」という自分なりの感想になりました。生みの親だからこその違和感なのでしょう…。
プロットの作成ツールとしては考えられても、私はキャラクターに語らせながら文章化していきますから、私の中で本人が話してくれなくてはなりません。この作り方をしている限り、本文は全て自分で書いていきたいなと思った次第です。
そろそろお時間ですか…?
来週もまだ飛び石連休中ですね。どうぞ体調リズムを崩さないようにお過ごしください。
それでは、また来週もこちらでのんびりお待ちしております。
どうぞ、よいゴールデンウイークを…。
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