号泣

「うっ、うわあああああ…!!」

「シンジ、嫌だよう。あんなギャルの彼氏になんてならないでえ!!」

そんなこと言われたってな。

わんわんと突然泣き出されて俺は困惑した。

まさか幼馴染のやつがこんなにも俺のこと好きだったなんてな。

突如として俺に抱きつき、

頬を俺の胸にうずめるようなことをしてきたもんだから

さすがにそれは引き離した。

やがてめっちゃ薄着のハルが風呂場から出てきて、

「なにごと?」

と顔出ししてくれたから、

ヒナタのやつは

「ううっ…」と何歩も後ずさってハルの家を後にした。

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