平和

「随分と潔く引き下がったわね。

ま、狙い通りだったけど」


「そりゃあ、その、あの、目のやりようのないカッコでここまで来られたらダメだろ」


「ふふん。まぁ、私、スタイルでは幼馴染ちゃんに負けてないからね」


「学力も勝ってるし、その、、

ハルは最強だと思うケド」


「おっ。嬉しいこと言ってくれるね」


俺的に、ふつーに誉めたつもりなのだが、

ハルは相当嬉しかったみたいで、

両目を瞑って俺のほおにさりげなくキスしてきた。


「くすぐったいな…」

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