王手

童貞卒業に王手。

俺は嬉しさ半分、なんか、困ったなという気持ち半分だった。

幼馴染の名前は順位表には載っていなかった。

ハルは相変わらず1番で

俺はなんと2番だった。


ハルが俺の耳にこそっと耳打ちした。


「例の約束、今日実行しちゃう??」


俺は真っ赤になった。


「え、あ、いや…」


人混みから離れて二歩下がる。


ヒナタを見ると、もうどうしようもなく

立ち尽くしていたのだった。


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