第3話
作ってきたはいいが、これから昼飯だっていうのに、食欲がないぜ...。完全に朝の出来事を俺は引きずってしまっている。
腹は空いてるのに、食べ物を受け付けない、そんな感じか。かといって今季節は冬でなくて夏。このまま蓋を閉めて家に持ち帰る頃には悪くなって食べられなくなり、ゴミ箱行きになってしまう感。
食べられないもんは食べられない。
いいや、取り敢えず蓋をしよう...。
俺が蓋を閉じようとしたところで、
屋上の扉がけたたましく開いた。
ドォン...!!
「うぉう...!」
全く以って心臓に悪いぜ。
俺は誤ってお弁当をすんでのところで地面にぶち撒けそうになったんだが、
勿体ないという意識が先立ってなんとか
守り切った。
「....マジでムカつく!!」
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