第2話

思い出すだけで胃がムカムカするぜ...!!!


俺はそんな独り言を吐いて自分で作ってきたお弁当の蓋を開けようとした。

自分なりに色合いを工夫し、自分の好きなおかずをこれでもか、と詰め込んできた。

唐揚げにかぼちゃの煮付けにほうれん草のお浸しに、ブロッコリーの胡麻和えに、と

かなり栄養価を意識して朝早く起きて料理し、俺なりに朝活を頑張っていた。

せっかく、自分のために作った昼飯だったがな...

朝方、目撃してしまった、校門のところでのちゅっっ!!ってのがフラッシュバックしてしまい、気持ち悪さが舞い戻ったきた。

俺の幼馴染、橘ヒナタと、学園一の陽キャイケメンであるサッカー部のエースストライカー藤島。藤島に至っては超のつくいじめっ子。一体全体、なんであんな性格の悪い奴と

ちゅっちゅするのか、理解できねぇ!

しかも、ヒナタに至っては俺に昨日の放課後、

告白してきたんだからな...!

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