第2話
思い出すだけで胃がムカムカするぜ...!!!
俺はそんな独り言を吐いて自分で作ってきたお弁当の蓋を開けようとした。
自分なりに色合いを工夫し、自分の好きなおかずをこれでもか、と詰め込んできた。
唐揚げにかぼちゃの煮付けにほうれん草のお浸しに、ブロッコリーの胡麻和えに、と
かなり栄養価を意識して朝早く起きて料理し、俺なりに朝活を頑張っていた。
せっかく、自分のために作った昼飯だったがな...
朝方、目撃してしまった、校門のところでのちゅっっ!!ってのがフラッシュバックしてしまい、気持ち悪さが舞い戻ったきた。
俺の幼馴染、橘ヒナタと、学園一の陽キャイケメンであるサッカー部のエースストライカー藤島。藤島に至っては超のつくいじめっ子。一体全体、なんであんな性格の悪い奴と
ちゅっちゅするのか、理解できねぇ!
しかも、ヒナタに至っては俺に昨日の放課後、
告白してきたんだからな...!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます