第16話 高校生ライフスタート
4月7日。
この日は、シェリルが3年間通うことになる新世代育成高校東京校の入学式がある。
入学にあたって、シェリルは数日前から入寮を済ませている。
必要な荷物一式は入寮と同時に、部屋に持ち込んでいた。
国の手厚い援助が受けられるというのは本当のようで、新入生200人全員に1Kの一人部屋が与えられている。
風呂とトイレ、洗面所は別々。9帖ほどの洋室に、組み立て式の簡易ベッドやテーブルなどの家具一式が置かれていた。
8階建ての寮が二棟あり、赤字のホテルを丸ごと買い取り改装したものを使っているらしい。
第一棟が男子寮、第二棟が女子寮だ。
シェリルの部屋は第二棟の6階にあった。
時刻は7時半。
すでに制服に着替え終えていたシェリルは、学校配布のタブレット端末に入った通知を確認した。
『8時に迎えに行くね! ――美珂』
美珂から送られてきたメールに『分かった』と返信し、持って行く荷物の確認をする。
と言っても荷物はほとんどない。
デジタル化の進んだ現在、昔のように重い教科書を大量に持ち運ぶということは無くなっていた。
それは最新のカリキュラムを取り入れているこの学校でこそ顕著で、荷物は例のタブレットと上履きくらいしかない。
「あと30分」
時計を見て呟く。
いつもより早く起きた今日、やるべきことはすでに済ませており、時間を持て余していた。
迎えに来るまで何もしないというのももったいないので、クラス分けを再確認する。
制服のポケットからIDカードを取り出しタブレットにセットすると、自身のデータが記されたページへと移動した。
そこには、
『1年A組出席番号1番 朝比奈シェリル』
と、顔写真付きで書かれている。
そしてさらにその下に、シェリルに関する個人情報が書き連ねられていた。
住所やアレルギーの有無などのデータを読み飛ばし、スクロールしてゆく。
そしてページの下の方に、それはあった。
『入学試験結果(全受験者数20174人) 筆記試験417点(199位) 実技試験500点(1位) 総合得点917点(1位)』
入試時の得点と順位が書かれた欄を目にしたシェリルは、少しだけ誇らしそうな表情を浮かべる。
困難が予想された筆記で200位以内に入ったどころか、実技の圧倒的すぎる成績で総合1位すら攫ってしまったのだ。
家族とともに何度も目にした数字だが、努力の成果がこうして目に見えるのはやはり嬉しい。
新世代育成高校の入学試験は普通の高校とは違う。
入学試験の試験科目は国語、数学、英語、理科、社会の筆記科目に加えて、実技の評価を含めた計6種が評価項目。
筆記と実技のそれぞれ上位50名と、彼らを除いた総合得点上位100名の、計200名が入学を許されている。
筆記科目は従来の試験と変わらず100点満点の加点式。そして実技の評価点も同じく加点式で、筆記と違って上限が500点だ。
実技試験の内容は、教官である自衛官との模擬戦闘である。
前提として、模擬戦闘で勝利する必要はない。いかにして戦ったかという過程を重視する。
もう一度言うが勝つ必要はないのだ。
しかしシェリルはこれに勝利してしまった。それもダンジョンの前線で戦う調査隊メンバーに魔法無しで完勝である。
これにより実技成績が上限値を叩き出すことになってしまったのだ。
最終的に実技2位の生徒より90点近く差をつけ、総合得点2位の生徒を僅差で上回っている。
その結果、総合1位の成績となり主席挨拶に誘われたが、色々と忙しいシェリルはこれを断っていた。
「美珂ねえと同じクラスになれたのは良かった」
自分の出席番号の後ろにある名前を見て、シェリルは呟く。
合格すれば同じクラスになる可能性が高いと祖父から言われていたので、期待通りの結果に満足する。
シェリルは姉離れなど全く考えていなかった。
この8ヶ月シスコン全開の姉に世話を焼かれ続け、シェリルはすっかり姉に懐いていたのだ。
「あ、そろそろ」
時計を見ると、長針が11を過ぎている。
シェリルはタブレットとIDカードをしまい、身だしなみの確認をした。
新世代育成高校の女子制服は、黒のセーラー服だ。
胸のリボンタイは赤く、白い襟とスカート端に同色のラインが入っている。
また頭髪に規定はなく、シェリルの髪は下ろせば腰へ届くほどに長い。
そんな長い髪を今は二つ結びのおさげにしている。結い方は姉から教わった。
確認を終えたちょうどそのとき、インターホンが鳴らされる。
姉が迎えに来たようだ。
「よしっ」
どこか気合を入れるように呟いたシェリルは、カードキーを手に玄関へ向かう。
そこで黒のローファーに履き替えて、学生鞄を手に持つと、ドアを開く。
「おはようシェリル。それじゃ、行こっか!」
そこには、笑顔でそう言う美珂がいた。
シェリルもうっすらと笑みを浮かべて応じる。
「うん、行こう……美珂ねえ」
◆◆◆
寮は学校の敷地内にあり、本校舎までは歩いて10分弱ほどの距離がある。
これから新入生が向かうのは、本校舎の隣にある大講堂だ。
今日はその大講堂で入学式が行われる。
参加するのは学生だけで、親などは出席できない。
代わりに、創校関係者や国内外の偉い人たちが出席するので、新入生らにとって気楽なものではないかもしれない。
不安と緊張と、それ以上の期待を胸に宿した生徒たちが、大講堂への流れを作っていた。
二人はその流れに沿って大講堂に行きつく。
「あっ! シェリル、IDカードは用意できてる?」
駅の改札口のような大講堂入り口を前に、シェリルの隣で歩いていた美珂が確認する。
美珂の手には、白いIDカードが握られていた。
「ん、持ってる。こうやって使う、でしょ?」
シェリルはポケットからIDカードを取り出すと、それを改札機にかざす。
ピッという音とともに自然に通り抜けると、美珂を振り返り、得意げな表情を浮かべた。
そんな様子を、道行く新入生らが微笑ましげに眺める。
シェリルはどこからどう見ても日本人には見えないので、日本慣れしていない移民の子なのかという当たりを付けられていた。
美珂はくすっと微笑むと、シェリルの後を追い大講堂へと入って行く。
「うわ、人がたくさん……」
講堂に入って真っ先に、そんな感想が美珂の口をついた。その手は驚いたように口元に添えられている。
シェリルは美珂の言葉に同意するように、こくりと頷くと、講堂内を見渡した。
1600席を誇る講堂は下段と上段に分かれており、下段前方を新入生、後方を教師、そして上段は来客来賓用の席になっている。
席はすでに八割ほど埋まっており、特に来客来賓席はほとんど空きが無い。
その来賓来客席から時おり観察するような視線が向けられるため、会場には妙な圧迫感があった。
「席は、あそこでいい?」
新入生らの席は特に定まっておらず自由なので、下段前半分ならどこへ座っても構わない。
シェリルは周囲に人が座っていない席を指差すと、その場所に同意した美珂とともに歩いて行き、席を確保した。
そのまま二人で雑談していると、左側、シェリルの隣から声がかけられる。
「Can I sit here(ここ座ってもいいかな)?」
綺麗な発音の英語を発したのは、シェリルよりもさらに小柄な、愛嬌のある可愛らしい容姿の少女だった。
発音もアクセントも完璧だったが、少女本人は明らかに日本人の顔立ちである。
英語で話しかけて来たのは、シェリルを外国人だと勘違いしたからか。いや別に勘違いではないのだが、シェリルの場合は少し違う。
「あの、日本語通じるよ……? それと、隣も空いてる」
ややカタコトながら告げられたシェリルの言葉に少女は一瞬目を丸くし、そしてみるみるうちに目を輝かせた。
「凄い、日本語話せるんだね! 私、
矢継ぎ早に自己紹介をした有希は、ポスンと席に収まると、シェリルとその隣に座る美珂にも顔を向けた。
視線を受けた二人は、聞き覚えのある苗字に一度顔を見合わせてから、やや間をおいて答える。
「私は朝比奈シェリル、シェリルで良い。で、右にいるのが姉の美珂ねえ。よろしく、有希」
「シェリルの姉の美珂だよ。私も美珂って呼んで。有希、よろしくね?」
二人が自己紹介を終えると、有希は不思議そうな顔をする。
「二人って全然イメージが違うけど、姉妹なんだね……もしかして、詳しくは聞かない方が良い?」
片や白に近い金髪に空色の瞳、片や純粋な黒髪黒目。
容姿についても、純粋な日本人の美珂に対して、シェリルのそれは日本人離れしている。
有希がそう言うのも無理はない。
「別に大丈夫。新世界現象で母国が荒れて内戦が起きて……それで両親が死んで、私も死にそうだったところを運良く美珂の父に助けてもらった。たぶん、似たような子は結構いると思う」
「そうそう。あとシェリルはずっと海外で生きて来たから、日本語とか常識とかちょっと変なところがあるの。だから、見かけたらフォローしてあげてくれると嬉しいな」
二人はこんなことを言っているが、もちろん半分ほどは嘘であり、事前に決めておいた言い訳である。
母国で内戦?
そんなものはない。ただダンジョン化した洞窟を抜けたらそこが異世界だっただけだ。
日本語が不十分?
話そうと思えば全世界の人間と母国語で話せる。
今はただ、正しい言語の発音をするために謎の翻訳さんをオフにしているだけだ。
ステータスを出してオフにしろと念じると普通にできた。
当然ながらいつでもオンオフ可能である。
そんな二人の内心など有希が知るはずもなく、神妙な表情を浮かべる。
「そっか、海外だと今も大変なんだよね……」
シェリルの話の中に、そう納得できる根拠があったのだ。
新世界現象発生後も日本は比較的平和だったが、世界では現在でも混乱の一途をたどっていた。
魔法という、銃や兵器を必要としない武器を手に入れた犯罪組織が、世界各地で暴れ回っているのだ。
国によってはそれを治める自治組織とで、内戦が勃発している地域などもある。
それに、脅威はそれだけじゃない。
とある自然豊かな高山国家では、竜のような化け物が街を焼き、その場所を縄張りとして居座るなどという事件が発生している。
当然、国民は避難を余儀なくされる訳だが、その受け入れ先が問題だった。
多くの先進国は、自国内で起こる新手のテロや犯罪への対策に忙殺され、とてもではないが移民を受け入れられる余裕がない。
そんなとき、矢面に立って受け入れを始めた国のひとつが日本だった。
日本でもこの手の犯罪は日々起きてはいるが、混乱というほどの事件はほぼ無く、治安は比較的安定している。ひとえに対策委員会トップの博司、そして世界最強の警察組織の手腕によるものだ。
ゆえに新世界現象の翌月以降、全世界から毎月20万人もの移民を受け入れている。むろん、厳重な審査が行われており、8ヶ月以上経った現在でも移民による騒動はほとんど起きていない。
その移民にシェリルは含まれていないのだが、周りが勝手に勘違いしてくれる環境が整っていたのである。
「……よし、決めた! 私が日本の良いところ一杯教えてあげるねっ!」
唐突にそんなことを言い出す有希に、二人は嬉しさと申し訳なさを交えたような、曖昧な笑みを浮かべた。
有希の気遣いが眩しくて、良心がじくじくと痛む。
こんな嘘を今後も突き通さねばならないという事実を、二人は思い知らされた。
そんなとき、後ろの席からまたもや声がかけられる。
「有希、ここにいたのか」
有希を名前で呼んだのは、長い髪に眼鏡をかけた中性的な少年だった。
少年と有希は知り合いらしい。
「あ、サッキーだ。さっきぶり!」
有希は元気よく手を上げて、眼鏡の少年をあだ名で呼ぶ。
そんな有希の言葉に顔をしかめながら、少年は言う。
「……有希、僕は突っ込まないからな。それと名前は
エネルギッシュを体現したような有希の姿にため息を吐きながら、弥幸と名乗る少年は答えた。
「ええー! サッキーってあだ名、可愛いのに……ねえねえ、二人もそう思わない?」
心外だと言わんばかりに目を丸くさせた有希は、シェリルと美珂へ交互に視線を送る。
「ええっと……?」
「……?」
突然話を振られた二人は顔を見合わせると、困ったような表情を浮かべた。
そんな様子に呆れたように弥幸は言う。
「有希、彼女たちは僕のことを知らないんだ。コメントなんてそう簡単に出来ないだろう……えっと、僕は
眼鏡をくいっと上げながら、二人へ向けて軽くあいさつをした。
二人もそれにならう。
「朝比奈シェリル、同じ1のA」
「朝比奈美珂、私も1年A組だよ。隣のシェリルは妹」
よろしく、と言って挨拶を済ませると、これまで黙っていた有希が弾んだ声を上げる。
「三人ともA組なんだ! 実は私もAなんだよね、すっごい偶然!」
嬉しそうにはしゃぐ有希に、その場にいた全員は否もなく頷く。
この場に集まった四人はそれぞれ幼馴染と姉妹、さらに全員が同じクラスとなれば、そう思うのも当然だ。
そのまま、入学式が始まるまで四人での雑談は続いた。
◆◆◆
『皆さん、入学おめでとうございます。今日から皆さんは――』
スピーカーから校長先生の話が聞こえる。
校長は60歳前後の真面目そうな容貌の男だった。
話の内容は新世代育成高校の意義や理念など。
無駄がなくスムーズに弁は進む。
そのおかげか、新入生の中で睡魔を抱いている者はあまりいない。
来賓の圧で緊張しているだけの者も中にはいるが。
『――なお、今年から開校した本校には部活というものがまだありません。部活の設立は自由なので、皆さん是非、立ち上げてみて下さい。皆さんの自主性を当校は大いに尊重します』
弁の終わりに放たれた校長先生の言葉に、新入生らは一瞬どよめいた。
その後も、式は
教頭先生からの話、新入生代表あいさつ、来賓者代表あいさつ、校歌、国歌斉唱とお決まりの項目を全てこなし、一時間ほどで入学式は終わった。
終わって早々に、有希は三人へ話しかける。
「ねえ、これから教室へ向かうんだって! みんなで一緒に行かない?」
断る理由も無いので、四人一緒に向かう。
1年A組の教室は本校舎二階の階段を上がってすぐの場所だ。
階段を上っている道中、弥幸の様子がおかしいことに疑問に思った有希が問う。
「サッキー、疲れてるの?」
有希は心配するように弥幸の顔色をうかがう。
身長180センチと少しの弥幸の顔を見るには、小柄な有希だと覗き込むような形になる。
そんな有希の視線から目を逸らした弥幸は、額に汗を浮かべながら言った。
「違う。さっきから僕への視線が痛いんだよ……」
そう言ってハンカチで汗を拭う弥幸に、有希は納得したように頷く。
「ああ……ご愁傷様。シェリルも美珂もとんでもない美人さんだからね」
美少女姉妹へ視線を向ける有希の横顔を見て、弥幸は「お前もな」と言いそうになるのを鋼の意思で堪えながら同意した。
そのまま階段を上がった四人は、1年A組の教室に到着する。
教室にはすでに半分ほどの生徒がおり、談笑している者や寝ている者、タブレットで作業をしている者などがいた。
シェリルたちはまず、座席の場所を確認する。
席順に捻りはなく、入り口側の席から順に出席番号順だ。
なので、五十音の若い四人の席は必然的に近くなる。
あ行、朝比奈姉妹の後ろは市ヶ谷有希、そしてシェリルの左隣にはか行の界塚弥幸が座った。
各机の上には授業用ノートPCが起動しており、画面中央にはノータッチと注意書きがされている。
「ねーシェリル?」
「なに、美珂ねえ」
後ろから美珂が呼ぶ声で、シェリルは振り返る。
「シェリルは選択科目、もう決めてたよね?」
その問いにシェリルはこくりと頷く。
美珂に言われた通り、シェリルは入学前からすでに選択科目を決めていた。
選択科目とは、必修科目以外で学生が自由に選択できる、より高度な技能や学問の探究を目的とした専門分野の事だ。
選択科目は、大きく分けて二つある。
魔法に関する学問、魔法学と、武器を使った戦闘や戦術に関する学問、武術学だ。
この二者から細分化してゆく訳だが、とにかく種類が多い。
選択科目はその中から二科目まで選ぶことが出来る。
また必修科目というのも曲者で、ダンジョン学というダンジョンに関わる学問がこの必修科目に含まれている。
そのほか、基本護身術や基本魔法学なども必修科目にされていた。
「私の選択科目は、剣術実技と魔法実技だよ」
剣術実技は剣の扱いを、魔法実技は魔法の扱いを、必修科目よりも深く学べる。
と言っても、満足に知りたいことが学べるかというとそうではない。
例えば剣術は、銃火器が発達した現代で使用される場面などほとんど無かった。ゆえに失伝した技術も多い。そのうえ剣術はもともと人間用に作られた術なので、対魔物を想定するのであれば、改良の余地しかないという状況だ。
悲惨に思えるが、剣術なんてまだマシな方である。
魔法など分かっていないことの方が多いので、やることは研究者のそれと変わらない。
ゆえに選択科目とは名ばかりの、相当に難易度が高い研究分野となる。
こればかりは分野そのものが発展途上なので、仕方がないのだ。
「魔法実技……そういえばシェリルの魔法って、凄かったよね」
機会があって、美珂はシェリル魔法を見たことがあったが、凄まじい以外の感想が出てこなかった。
Cランクの怪物を倒せるような魔法は、伊達ではないのだ。
だがシェリルは
「あれは本当にたまたま」
そう、口癖のように言い続けていた。
そんな風に雑談していると、教室が開かれ、担任の教師であるガタイの良い壮年の男が入って来た。手に持った
シェリルの正体を知っている五人の教師のうちの一人だ。
「チャイムはまだ鳴っていないから座らなくていいぞ」
そうは言うが、時刻はホームルームの始まる10時1分前を指している。
それを周囲も察しているのか、誰ともなく全員着席していた。
話し声もほとんど聞こえなくなる。
「君らは真面目だな」
教師が苦笑を浮かべたところでチャイムが鳴り――
「セーフ、セーフだよね、センセッ!?」
チャイムとともに唯一教室にいなかった最後のクラスメイトが、豪快に扉を開けて教室に入ってきた。
「ギリギリアウトだ
そう言われて、喜多川と呼ばれた少年は肩を落としながら、美珂の隣の空席へ座った。
※余談ですが、制服のポケットには男女ともにIDカードをしまう場所があります。
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