前のエピソード――１．『プロジェクトセカイカラフルステージ！ feat. 初音ミク』との出会い（ＫＡＣ２０２２の加筆修正版）

　まず、すごいなぁと思ったのは、会話だけで物語がなりたっているところ。

　確かに背景イラストはあるし、３Ｄキャラ絵も細かく演技しているし、声優さんもうまい。

　それでも、会話だけで、わかりやすく状況を伝えられるのがまずスゴい。

　あと、それぞれのグループのそれぞれの子が、ちゃんと生きてる感じがするのがスゴい。

　物語なんだから、と、ご都合主義になりすぎないリアルさ加減が絶妙。

　それぞれの葛藤が丁寧に描かれているのに好感がもてる。

　今の自分にとっての地雷である「こうこうなんだからこうしたら即解決じゃ〜ん？」な展開ではなくて、徐々にほぐれていくところが、まさに自分好み。

（トラウマが一回のなにがしかでスッキリ解消されるなら、「ソレそもそもトラウマちゃうやん！」とつっこみたくなってしまうひねくれた心境なのです。すみません）

　それぞれのグループでの結末はこうなるんだろうなという予測はたてられても、私個人が書くならめちゃくちゃ大変そうな、あちこちの主人公たちがじょじょに知り合っていくのが楽しい。

（主人公たちらしい行動に癒やされるし、意外な組み合わせだと「こうきたか！」と面白い）

　プロセカでは、メインストーリーの後日談がイベントストーリーになっている。

　でも、「メインを読み終えるまでネタバレしたくないからイベストを読まない」となると、もらえるクリスタルが減ってもったいないので、イベント中はイベストを読まずとも、イベントポイントをためて開いてスキップして既読状態にしておき、イベント終了後ライブにも参加すれば（これもネタバレが嫌なら参加後すぐ退場すればいい）、リアイベ限定のクリスタルがもらえる。

　ストーリーは、読むのが追いついてからじっくり読めばいい。

（後からイベントストーリーもライブも見ることはできるけど、リアイベクリスタルだけは後からもらえないため）

（ちなみに自分はそこまで気にしないので、メインを読み終わる前からいべんとも読んでライブも見てました）

　そう。なんでクリスタルにそんなにこだわるんだって話だよね。