警告

 なんでいきなり警告? って感じですよね。


 この文章は、『誰かに「このゲームオススメ!!」と言いたいわけではない』ということが前提としてあります。

(だからエンジョイ勢ではないのです)


 あ、私自身はゲーム大好き!! ですよ! 

 大好きではあるのですが、ゲームは時間泥棒というかなんというか。


 いや、ほんとに大好きなんですよ!! 

 大好きながら、なんとも微妙に複雑な感情があるのですよ。。。


 私の一番は「物語を楽しみたい!」があって、そのために最も効率いいのがネット小説で、ゲームでは物語を進めたり読んだりするのに必要なレベル上げ的な部分がめちゃめちゃ時間かかるため、そう思ってしまうんだと思います。


 でも、ゲームでの没入感は捨てがたい!


 「時間使うのは、SNS、動画、テレビ、賭け事、趣味のすべてがそうじゃん」って話ですよね。


 おそらく、他と比べて、ゲームは「止め時を自分で選びにくい」ところが微妙なのかなぁと思います。


 あと、『ハマりやすい行動』として、『自分で選択する』があるらしく、スマホゲームは従来の家庭用ゲーム機やPCやゲームセンターでするゲームよりも、身近で手軽に自分で操作できるわけです。

(それを言いだしたら、スマホ自体が『中毒性のある機体』と言えるのですが)


 なにが言いたいかというと、『スマホゲームは明らかにハマるように作られているということを自覚したうえでプレイした方がいい』ということです。


 だから個人的に、自制心が育っていない幼い子どもや、他にやるべきことや覚えることが多い学生さんには、スマホ自体、かなり毒な存在だと思っています。


 できることなら、スマホゲームをするのは社会人になってからが無難なのでは、と思うのですが、イマドキそんなこと不可能ですよね。


 今は、学校からの連絡もスマホありきだし、中学生や高校生、むしろ小学生や幼児でさえも気軽にスマホゲームするご時世です。


 もしかしたら、早くにゲームに接した方が、ゲームを見る目が養われて、それほど深みにハマらないのかも? とも思いますが、うっかりどっぷりゲーム依存になってしまう子もいる。


 この差はなんだろう?

 リアル生活とゲームのバランス?

 その人の特性?

 便利にスマホを使用して、適度にゲームを楽しむにはどうすればいいの???


 うちで家庭用ゲーム機を解禁したのは、小学生の友達同士の会話で出てくるからでした。もちろん、持ってなくても会話できるんだけど、最近のゲームって交流のツールみたいになっているから、持ってた方が楽しそうだったので。


 でも、子の一人は「自分のはいらない」と、友達の家で遊ぶだけで満足していました。その後、自分のスマホを手に入れてからは、知らぬ間にゲームをインストールしていてびっくりしましたが。


 子の一人は「友達と遊びたい」とサンタさんに希望を出し手に入れました。スマホはまだ持ってないけど、おそらく手に入れたら、きょうだいと同じゲームをインストールするんだろうなぁと感じます。


 スマホがあると、深くて広いネットに早くからつながってしまう。


 例えば、ニュースにしても、新聞など紙面が限られていれば終わりがあるけど、ネットニュースには終わりがないうえ、広告が幅をきかせているので、まず、ニュースなのか広告なのか見極める必要があります。

(いかにも真実のように広告がはさまっているので)

(そしてフィルターかけても、エロ広告をブロックできないのが腹立たしいのですが)


 そもそも、そのニュースだって本当なのか?

 いかにもニュース然としてあるけれども、ただの煽りかもしれません。


 どうか、流されるままじゃなくて、「これは自分の時間をかけるほどのものなのか」「この内容は信用に値するのか」を吟味して、取捨選択してほしい。

 自分をしっかり持つというか、見極める力を磨いていってほしい。


 ゲームをするかしないか、なにを信じるか信じないかは自己責任です。


(スマホゲームの最初に「未成年者は保護者と相談の上うんぬん」という使用の注意書きがありますが、漢字や文字が読めないお子様は当然読めませんし、読める学生さんでも実際に親に相談する方は少ないのではと思います)


 たとえば、もし友達から悪意なくスマホゲームをすすめられて、うっかりハマって貴重な時間を費やしたとしても、友達ではなく、自分の責任になるのです。どれだけハマったとしても、リアルな自分の生活をしっかり確保しておかなくてはならないのです←これがハマりたてだったり、自制心が育っていなかったりだと難しいと思うのですよ。


 こう書いちゃうと、「スマホゲームは悪!」「ハマるな!」と言ってるみたいですが、そうじゃなくて。「すごく魅力的なので気をつけてね」と言いたいのです。

(ハマることでその道が開けたりするので、一概に悪いとは言えない)


 スマホゲームはリアルで時間が制限されているのが、善し悪しだなぁと。


(空いた時間にまとめてしたいっていう勝手な私の先入観があるので。でも、この瞬間、誰かも一緒に遊んでいるんだなと感じたり、チームで頑張ったり、国を超えてのランキングに燃えたりは嬉しい)


 勝手な自分の考えでは、復刻がないスマホゲームには手を出したくないです。

 明らかに外せない現実の用事がある時に、一回しかないゲーム上のイベント(いわゆる期間限定イベント)があったら、悲しくなるだろうから。


(後から復刻してくれるとわかっていれば、「いつか復刻する時のために今はリアルを頑張ろう」って思えるし、遅れて入っても推し活できるしね!)

(でもでも、まず、そのゲームが2年くらい続かないと復刻もできないから、初回から復刻するかどうかなんて誰にもわからない)


 ぶっちゃけ、スマホゲームは私にとっては生活リズムを動かすくらいの影響力があるので、誰かに気軽にオススメできないのですよ。


 たとえば、「だいたいこのくらいの期間でクリアできるゲーム(たとえば徹夜こみで1週間くらいとか1ヶ月くらいとか、48時間とか100時間とか)」だとわかっていれば、気軽にオススメできるんだけど。


 もしくは「完結している」好きな小説や漫画、ドラマや映画をオススメするのと同じ気持ちでオススメできるのですが、スマホゲームは、やろうと思えばどこまでも課金できるし、時間も生活もつぎ込めるので、なんとも複雑なのです。


 「これを気軽にオススメしていいんだろうか」みたいな。。。


 ここまで、スマホゲームについて語りましたが、ほぼそのまま、エロについても同じように言えるかもしれない、と思いました。


 先に、「エロ広告が」と書きましたが、自分自身はいい大人だし、個人的に、エロについては、ぶっちゃけ、ちゃんと線引きされていればなんでもありと考えています。


 線引きとは、どんな作品を読み書きしようとも「これは二次元限定」「現実ではなくエロファンタジー」もしくは「ここに書かれている内容が一般的なことではない」「公共の場とわけて考えられる」と理解する冷静さ、「公共の場であからさますぎるエロエロしい内容は裸コートの不審者レベルである」ことをわきまえていればいいのです。


 ですが、聞いたままをそのまま口に乗せるような小学生や、十代前半では、そうは思わないんじゃないかなぁ、と。


 「活字になっているから本当なんだろうな」「たくさんの作品で同じように書かれているから真実なんだ」「インパクトあった方が勝ちだ」と思わせてしまいそうなところが、こわい。


 だから18禁という年齢制限があるのだろうと勝手に思っています。


「18歳ならば、避妊しなければ子どもができるという事実を科学的に理解できているだろうから、エロファンタジーを真に受けないだろう」


「思春期も過ぎて、異性と会話したこともあるだろうから、お互い嫌がる言動もそこそこ理解できているだろう」


「男性向けハーレム設定や、少女漫画や乙女ゲーム設定は、現実ではまずありえないとわかっているだろう」


「エロファンタジーではよくある内容でも、現実で実行すれば犯罪な内容だと区別できているだろう」


「卑猥な内容を公共の場では控えるものだという暗黙の了解は知っているだろう」


 というラインが18歳なのかな、と。


『活字になっていることがすべて真実である』

『テレビで言ってるから正しい』

『ウケればなんでもアリ』


 『というわけではない』という、いい意味で『疑う』というか、『大人』部分が出てくるのが18歳くらいなのかな、と。


 線引きができているうえで(他人様に迷惑をかけずに)楽しむエロファンタジーは無害だと思うのですよ。

 現実ではありえないことを楽しめるのが二次元ですからね。

 ありえない設定に萌えたり癒されたりするのはアリです。


 でも、その線引きがまだできていない年齢で、スマホゲームやら、エロファンタジーにさらされているのが現状です。


 エロファンタジーでの『実際はそんなことはないんだけど』の『実際』の部分を知らなかったり、ゲームの表面的な楽しげな部分や『無料』という言葉を真に受けてしまったり。


 他で読んだのですが、もしバイトなどで働いたとして、1時間600円の時給をもらえるとします。

 1時間ゲームに費やすのは、600円を無料ゲームに貢いでいるということです。


 もちろんバイトをしていなくとも、1時間でできることといったら無限にあります。

 あなたの貴重な人生のひとかけらを費やしているのに、無料でしょうか?


 もちろん、ゲームを心から楽しんでいたり、息抜きのためだったり、友達と楽しんだりと、納得のうえ、娯楽を得ているのであればいいのです。


(一方で、自分は「一ヶ月みっちり楽しませてくれたゲームなら7千円前後払っても惜しくない」という考えでもあります←従来のゲームがそのくらいの値段だったため)


 でも、もしも『無料だから』『みんなやってるから』で、流されるまましているのであれば、やめてもいいのです。やめる自由だってあるのです。


 『テレビは時間の無駄だから見ない』とテレビ自体を持っていない人もいます。


 私自身は、待ち時間をイライラしないため、外に出る理由のため、日常の癒しのためにゲームをしています。

 ガチ勢といわれる層ほどプレイしていないし、心から楽しんでるかっていうと微妙だからエンジョイ勢でもなく、にわか勢だと思います。

 でも、私はそれでじゅうぶん楽しませてもらっています。


 その人にとって貴重な時間を費やすほどの価値があればいいのです。

 楽しみのためにできていればいいのだけど、『やらなくてはならない』『ノルマが』と楽しめない要素が多いのであれば、手放してもいいのです。


 私個人の好き嫌いで恐縮ですが、今のような基本無料のスマホゲームじゃなくて、先にお金を払って買っていたゲームは、少なくとも『終わり』がありました。


 終わりのあるゲームをしていた自分にとっては、今の何年も終わらないスマホゲームは気持ちが悪い(すみません。私は長いドラマや小説も苦手なのです)ですが、今の生活形式にあったゲームはこのスタイルなんだろうというのもわかります。


 今では、従来のゲーム機体よりもきっとスマホユーザーの方が多いだろうし、『遊んでもらっている間にどうやって集金するか』という意味では、無料小説投稿サイトの『いかに長く自分の作品を読んでもらうか』と、狙っていることは同じなのかなとも思います。


 定期的にイベントをして飽きさせない。

 思わずポチって(課金して)しまいそうな魅力的なカードやアイテム。

 そして、私にとって一番興味深い、ひきつけられてやまない物語。


 私にとって、ゲーム要素は二の次で、一番知りたいのは物語です。

 私自身は、「人気のあるゲームならば、きっと物語も面白いはず」と、物語を知りたくてゲームをしています。


 だから、ゲームについて書いているというよりは、注目しているのは物語と、続けて遊びたいと思わせるのはどこなのかが気になっています。

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