第拾参話『"みんなで拾い集めた”カケラ』

 まず最初に断っておくが、今回紹介するのは一人のスプナーではない。歌CAST『モザイクカケラ/ふたまね』である。SPOON配信を知らない方に、一応説明をしておくと、歌CASTとは、YouTubeでいう所のいわゆる”歌ってみた”ってやつだ。


 モザイクカケラとは『コードギアス・反逆のルルーシュ』のエンディング曲になった『SunSet Swish』様の名曲である。

 ただ、僕にとってのコードギアスという存在は、正直言うと中よりは上。しかしまあ、もっと良作はあるよねといった所。急転直下の塊の様な話は、面白いのだが、正直言って”重すぎる・・・”


 ハッピーエンドが好物の、頭ハッピーな僕にとって、〇フィの『行政特区日本』は重すぎるんよ・・・マジで。


 さて、すぐに脱線事故(?)したがる所をオンザレールに戻そうか(ますますわからん・・・)この『モザイクカケラ/ふたまね』を紹介する前に、このCASTが生まれた元々の経緯を語らねばなるまい。


 『エルサンク』が企画した、歌に自信ありのスプナー達が集い、アニソンだけを披露する事を許される企画『アニスプライブ』2022年11月19日に、当作品で紹介した伍話の『ふた丸』、玖話の『まねさん』の二人がデュエットで披露した歌だ。

 そしてLIVEの最中に、歌い手のマネージャーが、歌詞とコメントを添えた華やかな”定期”を流すのも、このライブのもう一つの見どころ。

 これを肆話の和菓子『どらやき』が、練りに練りまくったものをお披露目して、観客を大いに沸かせたのだ。


 LIVE以外に、これを”聞けない”・”見られない”のは、あまりにも悲しいッ!と、思っていたところ、『まねさん』のアカウントにて、歌CASTとして挙げてくれたという次第である。


 ま、まあ、何を隠そうLIVEの際には、聞き手のこちら側も、コメントを打ちたくて打ちたくて、歌もせっかくの定期も、じっくりと鑑賞出来なかったのが正直な所(コラッ!)歌だけでなく、定期もしっかりとコメント欄に載せてある”超”が付く親切設計だ。


 さて、11月21日月曜日。当然の如く、僕は社畜であり、無情(?)にもテレワークではなく、会社出勤。同作品が上がっていたのは、判っていたが、聴く事が出来たのは、帰宅時の電車1時間半+車運転30分の間である。

(えっ、日曜日は? すいません、小説書いたり、F1グランプリ最終戦観たりと忙しかったです・・)

 この2時間の間・・・・


 ”ずっと聴いてましたッ!!”

 ”なんなら今も聴きながらこれ書いてるッ!!”


 だってさあ、これズルいんよ。『ふた丸』がそのスキルを存分に活かして、”ふた”と”まね”のデュエットを創り上げている。

 パンチの効いた”ふた”の声の後に、”〇ま”(怒られっぞ)じゃなくて、”まね”の頭のてっぺんまで突き抜ける綺麗な高音が、交互にこれでもかと、押し寄せてくる。

 特に『ふた丸』は、僕の中で本物を超える”歌ってみた”をちょいちょいぶち込んで来る。彼は大抵、ただ歌うだけでなく、必ずアレンジを加えてくるので、僕の色眼鏡もついて、本物を超える訳だが、今回は、ちょっと違う意味で群を抜いていた。


 そこに”声だけは良い”と定評のある(だから・・略)『まねさん』を絡ませたら、それはもう、何時間でもリピート決定なんですよ。

 駄目押しに和菓子が、Noteで定期を作った時の経緯を語ったの掲載して、その拘りを大いに語った。さらに僕の脳内は、てんこ盛りになってしまった。


 良いだろう、明日はテレワークだ。おじさん一晩でこれ書いたるッ!

(ごめんな、結局、火曜日の夜、今こうして、ふた丸の配信行くの我慢しながらリテイクしている・・・)


 だからさあ、おじさんはTwitterで言ってた訳よ。『まねさん』が『ふた丸』の名曲『Distance』のCoverをサブスクに出したのを聞いた時に・・・


「この二人が一緒に歌うヤツ頼むッ!絶対間違いないんよッ!」


 ―― リアクション無かった気がする、良いけどさ ――


 そんな訳でおじさんは、恋焦がれた少女の様に、この組み合わせを待ち望んでいたの!(気持ち悪いからやめなあ?)


 こんなの〇アスかけられるまでもなく『Yes, Your Majesty!』(やめなさいよ)瞳孔を真っ赤にしながら書きますよ、ええ(えっ・・)

 妄想はさらに膨らんで、ルルは『まねさん』だな。枢〇スザクはそりゃあ『ふた丸』よ。

 何? 和菓子は!? え、それ聞く?(いや、聞いてねえな)言うまでもなくC.C. (シーツー)に決まってんだろ!実際、を導いてっからなッ!


 え、お前何書いてんだ? いやいやいやいや、早い話が、


「狼駄@ともあきが命ずるッ! お前達は『モザイクカケラ/ふたまね』を聴けッ!!CASTランキングTOPを取らせるのだッ!!」


 すいませんでした・・・・ええっ。何が一番書きたかったか。実に当たり前すぎる事を言うのですが、いや、創り手であるのなら、誰しもが悩む事ですが、だけにかまけては、いられないって事です。


 『ふた丸』は、先述の通り、”まだ売れてないシンガーソングラッパー”

 売れてないという事は、他にも掛け持ちで、作品を手掛けなければならないという当然、裏の苦労がある訳です。

(実際、翌日に『M八七/歌ってみた』出してきたからね、驚いたよ)


 『まねさん』は、普段は”会議でいびきをかいて寝る”普通の社会人(あれ?)

 『ふた丸』の最高の音楽に関われる喜びと共に、恐らくはその圧に押されながら、きっと幾度もリテイクしたに違いないでしょう(一発OKだったらどうしよう・・・)


 『どらやき』は「私は君達の顔に泥を塗らない様にやるだけ。皆、彼等を推して欲しい」と、歌詞とコードギアスの名台詞を絶妙に絡めた定期を用意する。

 これも一体、どれ程の労力を費やした事か。きっと楽しくも、やはり圧のかかる作業であった事でしょう。


 この限りある中で、最高の結果を出すっていうのが泥臭くても、格好いい訳よ。最高にCoolなのよ。おじさんはね、これが嬉しいの。心突き動かされる訳。


 これだからSPOONは、辞めらんねえよッ!これからも勝手に期待してるぜッ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る