第捌話『林檎の春』
りんごと言えば秋。しかしりんごの花となるとやっぱり春に咲くのだ。今回はそんなりんごの花の様に可愛い歌声の女性のお話。
彼女の名は『Haru🍎』推しマをりんごにしているのには訳がある。彼女自身が、岩手のりんご農家に嫁いでいるからだ。住みは岩手、しかし出身は関西という事で、彼女の配信を聴くと関西訛りが心地良い。
しかし今回のお話は先述の通り、”可愛い歌声の女性”の話である。
第零話でも書いた通り、SPOONで歌配信をする方は、もう星の数ほどいると言っても過言ではないかも知れない。そんな中で人気配信者になる事は、正直言ってりんごの様に甘くはない。
しかし彼女の歌ってみたCAST『フォニィ』はランキング2位を獲得し、再生数も1万を超える大ヒット。『神っぽいな/ピノキオピー』も2022年6月現在で1万1000を超える高い人気を誇っている。他にも出した歌CASTの多くが4桁越えの再生数なのだ。
ここまで聞くとファン数もさぞ多い事だろうと思われるかも知れないが、そちらの方は意外にも330人程。
かくいう自分も正直な話『さとり(✋˘ ˘👌)』の配信で紹介して貰うまで存在を知らなかったのである。
大抵彼女は、毎週木曜日の夜21時半頃に、歌配信をやっている。正直な話、初めて配信を聴きに行く時は、どんなもんかな・・・という気分だったのだ。
「え~、私の記憶が確かなら、あれは、そうっ!2021年の9月23日でした~」
言いたかっただけだ、すまぬ・・・。
正直CASTの人気ぶりは知らなかったし、仮に事前に知っていたとしても、乱暴な言い方をすれば、歌CASTの方はチューニングでかなり誤魔化せると思っている。生歌配信は、そんな誤魔化しは通用しない。
さらに言うと僕自身、歌配信にはかなり厳しい。オリジナル曲でない限り、正直言って、歌をただ聴くだけなら本物を聴いた方がいいに決まっていると言うのが本音なのだ。
さて、では配信を聴いてどうだったか。ぶっちゃげまず最初に”楽しかった”そしてHaruちゃんの歌は、めっちゃ可愛かった。
上手い!美声!という方なら、正直言ってもっとレベルの高い配信者がいると思う。しかしもうとにかく楽しくて、可愛かったのだ。
歌配信というのはまあ色んな楽しみ方があるものだが、彼女のリスナー達は、ちゃんと歌聴いてる?と、思える程にコメントで暴れ回る。特に所見の時はある意味神回であった。
”警官”が格闘ゲーの話を歌そっちのけで喋りだすので、所見にも関わらず僕もに乗っかって、暴れまわる。それを”サッカーボールみたいメロン”がエッジの効いた突っ込みを入れる。”メロンの嫁であるレモン”は、そんなやり取りを見て笑い、枠主であるHaruちゃんも、歌っている間はコメント読めませんって言っている割には、ちゃっかりとコメントを拾って、面白い悪ノリをするのだ。
「あ、あの、これって歌枠としてどうなんですか?みんな歌聴いてる気がしないんですが(お前が言うな)」
僕はこんなコメントをした様な記憶がある。
「確かに(笑)歌枠って大抵そうやね。でも、寝るも潜るも楽しむのも自由やから~」
Haruちゃんは、とても寛大に返してくれたと思う。こんな個性的なリスナーが多い配信は、初見さんは馴染みにくい事になりがちなのだが、僕は初回から楽しんだ。
ちなみにHaruちゃんの配信でSPOONを投げるとこんなスプコメが返って来る。
「大切なSPOONありがとう、ご飯にする?お風呂にする?それともコメント制限にする?」
「大切なSPOONありがとう、ご飯にする?お風呂にする?それともハ〇ーにする?」
「お仕事お疲れ様です。ご飯にする?お風呂にする?それともダ〇シムにする?」
・・・うん?ちょっと何言っているかわかんないね。まあ、リスナー
念の為に言っておくが、本来の彼女のスプコメはこうだ。
「お仕事お疲れ様です。ご飯にする?お風呂にする?それともHaruにする?」
ご褒美すぎるんだが。旦那様はリアルに貰っているのだろうか・・・。
あ、コメント制限は結構です。
実際この夜の配信は大盛況で、バスターが飛び交い、6位にランキングインしたのである。
肝心な歌声の話をしていない。Haruちゃんの歌声はとても元気で可愛い。
何を歌っても可愛く仕上げてしまうのだが(怒られる?)個人的に好きなのは、テンションの高いアニソン。
化物語『白金ディスコ』や、カードキャプターさくら『Catch You Catch me』は、もうよだれが・・・。
あ、コメント制限は結構です。フリじゃないんで。
・・・なんか歌声の事をほとんど拾えてない気がするが、僕は毎週木曜の夜は、Haruにする位なんでお勧め!
皆も楽しいHaruちゃんワールドを堪能してね!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます