第参話『真面目?な玉葱』
『飴』&『猫』から始まり、『稲』が来て、次は『玉葱』!?
うん?僕は人を紹介する気が本当にあるのだろうか!?
次にご紹介するのは『永沢さん』である。この字面を見て女性だと思ったそこのあなた。
「勘のいいガキは嫌いだよ」
あ、言いたかっただけです。ごめんなさい・・・。
2022年の今でこそ、とても可愛らしいアイコンと背景で配信をしている彼女だが、僕が初めて彼女に声をかけた時、彼女のアイコンは、あの日曜日の夕方6時に放送している某アニメに出てくる永沢くんそのものであった。
イケボでイケメンが確定している『ハマチ』さんの配信ですれ違ったのである(どうでも良いが人が出て来ないなこの話・・・)そして『永沢さん』であった為、この方って女性?と
しかしファン数の数を見て驚いた。2020年の当時で確か1000人超。2022年6月現在に至っては、2600人を超えている立派な大手配信者である。
だから初めて配信を聴きに行った時は、ちょっとおっかなびっくりだった事を覚えている。
女性の年齢に触れるのはタブーだが、彼女は、自ら晒しているのでいいよね?
現在48歳、既婚者、可愛いお子さんアリと、SPOONで人気を取るには、なかなかにハードルが高いのだが、この条件で人気配信者になって、運営が認める配信者『CHOICE』の称号を取った事すらある素晴らしい配信者なのだ。
配信者としての彼女は『超』が付くほどの真面目であり、そしてリスナーの要望を断れない。
「ドラえもんの声真似よろしく」
「電車の車掌アナウンスやってみて」
(実際、私はやりたくてやっているんじゃないのよ)
と彼女が言っているのをSPOON裏で聞いたことがあるのだが、その割には、ドラえもんの真似をマスターし『ながえもん』と呼称されるに至る。
車掌のアナウンスに至っては、リスナーのアナウンスも聴きたいと、まずはキャストで『【おふざけ】駅員アナウンス』をあげて、さあ真似をしてみろとばかりに、Talk『駅員さんのアナウンストーク』を開くという徹底ぶり。
明らかにノリノリで自分のキャラを増やしており、他にも自ら英語禁止枠を開き、罰ゲームを用意し、語尾にニャンを付けるニャン枠。
「あざまる水産よいちょ丸~!」
とリスナーを爆笑させた『40代主婦の罰ゲームギャル枠』など、この人、絶対にやりたくてやってるよね?と、思わずにはいられないのだ。
これは『永沢さん』が、とにかくリスナーを喜ばせたい、そしてファンを増やしたいという、実に真面目な配信者魂がなせる
その気持ちが
ファンを限定で呼んで配信をする通称『ファン限』で、何を隠そう僕も呼び出され、他の友達リスナーと、説教を喰らった事もあるが、これは最早ご褒美でしかない。
時にはそんな裏の顔、『ブラックながちゃん』が飛び出す事もあるが、そんな愚痴すら笑いに変える力を持っている。
・・・えっと、褒めるのはこれ位でいいよねっ!?
配信者としての彼女は大変真面目だと僕は言いました。ええ、言いましたとも。しかし、リスナーとしての彼女となると話は別である。
リスナーとしての『玉葱』の暴れっぷりは大変である。名前、アイコンを変えるのは当たり前。スグに下ネタを吐き、若い男性の配信でアイスクリームとキャンディーのSPOONを投げて、こんなスプーンコメント、通称『スプコメ』を言わせるのだ。
「ながちゃんの事、なめてもいいかな?」
ちなみに彼女は僕こと『ともあき』の専属マネージャーをやっている。理由は一つ。
「え?そんなの決まってる。一番暴れたいからよ」
これで御承知の通り、僕自身、永沢さん被害者の一人である。どんな被害を受けたのかは書き出すとキリが無くなるのでこの辺にて。
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