まさかのサイコホラーΣ(・ω・ノ)ノ!

 だいぶお久しぶりでっす(´∀`*)

 どうも書く気も書ける気もしなくなって、もう5月は休暇でもいいかなーとか開き直ているちえこですどうも。

 来月から本気出す。ダイエットは明日から。永遠に明日がこないやつですねー\( 'ω')/


 ここの所トントンと朝読の通知をたくさん見てて、おおーみんなすごいなぁって思ってました。

 朝読。今回は『5分で解決探偵、あらわる』『だれにも言えない恋』なんですって。

 それすらうろ覚えでぼんやりと朝読の事を考えていたら、子どもが読んだらいけないサイコホラーができあがりました!(@_@;)

 あれー、そのくだりって一昨年もやってた気がするな?(笑)


 ってなことで、サイコホラーです!

『旧校舎の裏には彼が埋まっている』

 https://kakuyomu.jp/works/16817139554813684773

 なかなかバイオレンスかつ後味の悪さを訴えられてるので閲覧注意ですよ!!(∀`*ゞ)エヘヘ


 そんでですよ。これってTの一人称なんです。だから事実はもっとホラーなんですよねー。

 ってのを語りたかったので、ちょっくら書き綴っていきたいとおもいまーす(*´艸`*)

 はい、ネタバレです!!

 本編あとで読むかもしれない方は、そっとスルーでオネガイシマスヾ(*´∀`*)ノ





 ―――

 まずですね。こいつのもとネタは、『K大学跡地から遺体の一部が見つかった』っていうローカルニュースでした。

 私はK大学跡地のそばを通った時に、ぼんやりとこの、その時はトピックスしか知らなかった事件を思い出したんです。

 この事件、本当は工事現場(今まさに工事しているところ)に切断された白骨の一部(死後数か月)を遺棄された謎の事件だったようですが、その時は私は事件の概要なんて知らなかったので、古い白骨が出たんじゃないかって妄想したんです。

『K大学跡地』は自殺事件もあったし、なんか物騒なイメージだったのもあるかもしれません。

 その時に浮かんだ話が今回のベースでした。


 古い学校にずっと人知れず眠り続けていた人骨。

 ずっと昔に隠蔽されて、誰の目にもつかなかった事件。

 でも実は、その事件には真実を知っていた犯人以外の人間がいて、そのことを口に出す事もできずにずっと明るみに出るのを待ち続けていた。

 それから半世紀。学校が取り壊しになり、ようやく明るみにでた人骨。

 ようやく彼がそこに眠っていたと言うことができる。

 そういう話だったんです。


 そうしたらね、頭の中で人骨が語り手(老人)に語り返したんですよ。「これでようやく僕は自由になれる」って。

 えっ、えっ?生きてたの?骨が出たのに?

 そこから、語り手が元人骨を匿い続けた話になり。そこに埋まっていたのは偽物の骨だったっていうことになり。

 半世紀……人生をかけて元人骨を匿い続けて老人になった語り手、こいつは愛だわと思い。

 なんだか微妙なBL版K大学跡地事件を捏造しておりました(笑)


 で、朝読みんなすごいなー。私も何か書こうかなー書けるかなーって思った時に、何故かその白骨ラブを思い出しちゃった(/・ω・)/

 で、バイオレンスで確実に朝読ではないのでTwitterで呟いといたら、白骨愛読みたいと言って頂いたので、朝読ではないのを重々承知で書いてみました。

 正味4-5時間くらいだったので、ちょっと荒いかもしれません(;^ω^)



 そんで、書くときにちょっとお直しして組み立てました。


 まず語り手。老人BLの需要がどこにあるっていうんだ!

 っていう事で、若くしました。15年。大学で起きた事件だったら大した過去っていう訳じゃないかもしれない。小学生はこんな秘密を持ち続けられない。って訳で最小をとって中学生。15年経ってもアラサー。

 あれ?中学生は人ひとりを誰にもバレずに匿えないよ?

 それに、中学生に出来る事を最大限尽くしたとしても、未成年は人生をかけた献身を出来る訳じゃないし、アラサーの時点ではこれは愛だわって感じる要素が足りない。愛までいかないなー。ってことで、ほのBL要素が残っている程度になりました(笑)


 そして、まだアラサー。まだ15年。

 語り手も元人骨も、あの日の事件を達観した思いでは振り返れない訳です。

 私が小さい頃、戦後50年を目途として、戦争を知らない子どもたちに経験者が語り継ぐ、というような取り組みがありました。

 そのくらい長い時間を経ても、語ることが苦痛なことがあります。でも、50年経ってようやく思い出したくもない過去として語れる事もある。

 それを思えば、15年はまだまだ生傷です。アラサーはまだ、深い深い傷をそんなこともあったと言えるほど諦観していません。

 なので、語り手の心中はまだ穏やかではありません。あの日の事件に囚われたままなのです。


 ほら、もう病んできちゃった!設定がどんどん病む方向にいっちゃった!


 彼らはまだ中学生で、大人に近い大学生とは違って、殺したいほど憎い他人をうっかり、もしくは計画的に殺して完璧に隠蔽するなんてことはないと思います。

 中学生をベースに考えると、軽い気持ちでいじめをしていて相手が死んでしまった。これならしっくりくるのかなと。

 あ、もう胸糞展開待ったなし!

 ってことで、何となく名前(苗字)が浮かんできていた語り手=Tと骨=Kの名前をイニシャルにしました。いじめっ子が出てきますが、それも含めて、登場人物の誰かが自分と同じ名前だったら嫌な気分になる人がいるかもしれないなーと。

 それなら、いじめっ子は少年Aです。そして、Aに同調する人間たちは……短編なので敢えて個別に名前を出さないようにしました。主軸がブレちゃうかなーと。


 それで、Tが、Kが殺されたと知っていて言えない環境=Tもターゲットにされていて逆らえない、となり。

「お前、埋めとけ」に繋がりました。


 もうこの時点で、最初の老人BLほどの穏やかさはありませんΣ( ̄□ ̄|||)

 いや最初のやつも何か事件おきてるけど……。


 ほのBLのベースが残っているので、TとKは、どちらかというと好意的な、ちょっと気になる相手なのです。

 そのKが目の前でいじめで殺されて、埋めとけと言われたTの心の内たるや………。

 そりゃー病みますわ!発狂しますわ!!

 この辺の裏事実が本編では現れていないので、Tがひたすらサイコな奴に見えますね。

 そして、その後も。



 まず、Tは語り手なんですよ。Tの一人称で描く15年前。

 15年前の記憶なので、詳細がぼやけている所が多くあります。あの時誰がどうだったと、当時気にする余裕がなかったことや、詳細な台詞など。記憶が定かなのは、その時強く印象に残ったことだけなのです。

 その中で、TはKがどうやって暴行されたかを詳細に記憶しています。

 忘れられないトラウマとして、頭に焼き付いてしまっているのです。何度も何度もフラッシュバックしては、消えることがない映像として。


 被害者としての恐ろしさと、加害者としての恐ろしさ。Tは両方とも味わっています。自分が殺人犯として捕まったら、家族をも巻き込んで地獄に連れて行ってしまう。そんなことまで考えて。

 そして、Kを見殺しにしたという罪の意識に苛まれ続けています。

 それはKが生きていたからといって解消するものではなかったのです。むしろ、Kが生きていたからこそ恐怖が薄れ、罪悪感に全てが向いてしまったのかもしれません。


 後遺症が見てわかるKを見るたびに、Tは自分の罪を思い知ります。Kが憐れで、自分を許せなくなる。

 だから、自分の人生をかけてKに贖罪したいという思いに駆られている訳ですね。

 Tはまだまだ、Kの亡霊に取りつかれたままです。

 そして、人を殺してしまった、自分は殺人犯として今日にでも全てを失うかもしれない。穴を掘るときに感じていたあの恐怖を、A達が今も感じ続けている事を知っていて、お前たちも罪を償えと望んでしまっているのです。

 いやー、サイコですね。一番病んでるのはTです。このサイコさが後味の悪さなのかもしれません。



 そして、Kは。

 実は、一番あの日の事から立ち直って現在を生きています。

 Kは、もしあの時Tと立場が逆だったとしても、自分は何もできなかっただろうことを知っています。だから、見殺しにされたなんて全く思っていません。

 怖かったし痛かった。後遺症にふさぎ込んだ事もある。

 でも、常にTがいてくれた。助けてくれて、いつも気にかけてくれる相手がいて。それなりに自分の現在を受け止められているのです。

 だから、囚われたままのTを見て『困ったように笑う』のです。


 元々、KにとってのTは魅力的な人間だったのでしょう。

 Kは、成績が良くて、見た目が良くて、大人に好かれるタイプの大人しい人間であることがAの気に障って、いじめの標的にされています。

 次点のTも、実は同様だったりします。魅力的だからこそ妬まれていたんですねー。

 KとTは一緒にいるとそれがまたAの気に障るだろうと察して距離を置いていますが、KがTに微笑みかけるのは最初から好意でした。恋情ではなく、憧れや尊敬とか、好ましいという意味で。


 それが、目が覚めると助けられなくてごめんと泣いていて、生きてるのがわかると心配して匿い、必死に世話を焼いてくれて(書いてないけど献身的に汚物吐瀉物等の世話もしてる)、Aに報復されたり責任を押し付けられる可能性があるにもかかわらず、捨て身で助けてくれたのです。Kの好意は底知らずです。

 だから、KはTが過去から解放されて幸せになって欲しいと思ってます。

 だけど反面、解放されて自分から去らないで欲しいとも思っています。だから、Tと一緒に暮らしたのです。打算もあって。


 いやー、闇ですねー(´∀`*)

 朝読に出せる訳ないですねー。あっちも修羅場こっちも修羅場ですねー。

 なんだこれ。何書いてんのちえこさん。やべーが過ぎる。

 自画自賛ですか。そうですか。


 あ、あとアレです。

 Kの代わりに埋まっていた骨格標本は、人骨です。

 1970年代までに作られた骨格標本には、人骨を使用したものがあったそうです。検索すると実際に回収されたニュースとか出てきましたね。

 Tはそれが人骨と知っていた訳ではないですが、結果的に人骨が土の中から出てきのでニュースになりました。

 これは裏話かなー。



 っと、5時間ほどで完成したばかりのお話なので、とっとと書いたものも楽しくて語ってしまいました(´∀`*)文字数やばい。

 温める暇がなかったので、まだ自分の中でNEWなのです(笑)


 そして、朝方に投下して、夜勤して帰ってきて。何とジャンル別ホラーでデイリー1位、週間5位という通知が来ていて、まっことありがとうございますヾ(*´∀`*)ノ



 今月はまったりお休み期間な気分ですが、終着点の続きをちょびっと書きかじったので、修羅場捗れば上げるかもしれません。

 お兄ちゃんが出て行った理沙ちゃんのターンです(*´艸`*)

 守られ続けてきた箱入り少女は、欲しいものをとりにいけるのか。いつだって修羅場!うふふふふ♡


 ヨムはボチボチ進めていきまっす!朝読は出来るだけ読んでいきますね!

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