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    那智 風太郎 様

    いきなり夢幻のような幽遠な世界に惹き込まれました。
    桜の絨毯、桜の瀑布の中、何処から何処までが記憶の残像なのか桜が見せる幻なのか血肉の通う現実なのか……不可思議な時間と空間の異世界に揺蕩う感覚のまま読み終えてしまったという感じです。読後も意識が揺らいでいます。
    あずきを「助ける」ことは鳴海の死を意味していたとは。だから「助けないで」と。
    美し過ぎるほどの繊細緻密な描写と非情で残酷な生業が対比を成しながら妙なる調和を醸し出し、一種異様な独特の世界観を確立させていたように思います。この世の乏しい言葉では到底表現できないほどの素晴らしさです。
    そして、この『さくら回廊』を以って、
    那智様がカクヨムでupされておられる御作を全て読み終えてしまいました( ;∀;) 読み専ブロ子が完全読破(熟読!)した作家さんは、
    那智様が三人目です。他二名は烏丸千弦氏と鐘古こよみ氏です。
    那智様、ブロ子の殿堂入りです!(と言われても嬉しくないと思いますが)(;´∀`)
    excellent ‼! な御作の数々……👑
    読ませていただき、ありがとうございました\(^o^)/

    作者からの返信

    ブロ子さん、私の拙作群を完全制覇していただき感激しております。
    いや、感激などという生ぬるい言葉では表現できません。
    物語を書くのが好きなだけのただのアマチュアの作品を全部読んでいただいて、しかも過分なるお褒めの言葉まで頂戴して……もう本当に言葉もありません。

    し、しかしブロ子姫、それでもお褒めの言葉が過ぎまする。(急に何者?)
    烏丸様や鐘古様という歴戦の強者様と私めなどをお比べになってはなりませぬ。
    しかも姫の殿堂入りなど、身に余る光栄どころか、あまりにももったいのうて。

    ここはひとつ、これまで通りブロ子姫のしもべのままに扱ってもらいとうござりまする。

    ……というわけで桜回廊の感想ありがとうございます!
    その後のあずきのお話も構想はあるのですが、書くのはまたしばらくしてからになりそうです。(来年の春に間に合えばいいなあ)
    なのでまたそのとき読んでいただけるように、それまでブロ子さんに飽きられない作品を書いていければと思います。

    コツコツ頑張りますのでこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

    あ、もちろんブロ子さんの作品も楽しみにしていますよ。

    ではでは。

    編集済
  •  Epilogueへの応援コメント

    洗練された文章に引き込まれ、じんわりと胸に余韻が残りました。
    ときに鮮やかに舞いときに霞のなかで揺らめく桜の空間、そこにはあるはずの風の音や心臓の鼓動もなく、ただ語り手の朗読だけが静かに響く。
    そんな、まるで立体音響の劇場にいるかのような没入体験をさせてくれる作品でした。

    さくら回廊とは生と死が繋がる場所であり、それは鳴海さんの愛、あずきさんの愛そのものなのだと思いました。
    鳴海さんがあずきさんを護るように、桜は生命の巡りそのものを象徴する守護者なのかもしれませんね。

    あずきさんの物語も気になります!

    作者からの返信

    読んでいただき、またコメントまでありがとうございます。

    静寂に包まれた回廊の雰囲気を感じてくださり嬉しく思います。
    また立体音響の劇場というイメージは拙作には勿体無いほどの感想で恐縮するばかりです。
    風に花びらを散らせる桜を見ているとほとばしる生命力を感じるとともに、相反する死の印象も同時に抱いてしまう自分がいます。
    そこで本当に境目のようなものがあって、もしそこに迷い込んでしまったらというのがこの作品の出発点でした。
    なので生と死が繋がる場所、そして本当は交わるはずがなかった二人の愛が交錯する場所であると読み取っていただいて本当に嬉しいかぎりです。

    あずきの物語はまだあやふやなまま頭の中にあります。
    もちろん守護者としての鳴海も登場させるつもりですが、さてどういうお話になりますやら。
    でも書くとしてもまだ少し先になりそうです。

    それと不遜なことを申し上げるようで恐縮ですが、松本様の作品にはどこか言い知れぬパワーが感じられ、読後はそれに当てられたような熱い余韻が残ります。
    時々お邪魔して読ませていただきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。








  •  Epilogueへの応援コメント

    さくら回廊は、死と生の間のような場所だったのですね。
    しだれ桜を骸骨のようと表現している箇所が、詩的な表現だと思っていたのですが、そうした含みを持たせていたのかなと後から思いました。
    鳴海さんは最期に尊い選択をしましたが、残されたあずきちゃんの方は、周りの大人たちを考えると……どうなってしまうのかなと、かなり心配です!
    ちゃんと桜の精霊になって、守ってくれると良いのですが……。
    最後に母目線になってしまいましたが、幻想的な描写が美しかったです。

    作者からの返信

    鐘古さん、拙作を読んでくださいましてありがとうございます。

    冬から春へ。死から生へ。
    そういう意味合いを持たせようとしたさくら回廊の真意を読み取ってくださってとても嬉しいです。
    また、あずきの生後についてはひとまずご安心ください。
    ある円満な家庭に引き取られて不自由なく成長していきます。
    しかし高校二年生のある日……はまた別のお話ですが書くかどうかはまだ分かりません。
    あ、もちろん鳴海はいつまでもあずきの守護に徹しますよ。

    それと「緑 in moon」素晴らしい作品でした。
    あそこまで世界観を克明に描写できるスキルに脱帽です。
    レビューを書かせてもらおうかと悩みつつ、あまり良い文言が浮かばず……。

    鐘古さんの他の作品もまた読ませていただこうと思います。
    コメント、ありがとうございました。


  • 編集済

     Epilogueへの応援コメント

    冒頭の謎が一つずつ明らかになる様子を、息を呑んで見守りました。
    桜の描写が丁寧で美しく、目の前に映像が浮かぶようです。ちょうど街に出れば桜が咲いている季節ですので、現実の桜が見たくなりました!
    鳴海さんは、あずきちゃんを助けたのですね。どこか孤独だった鳴海さん、たとえ回廊の中であってもあずきちゃんと話すことができたのだと思うと、少し救われた気分になりました。
    幻想的で素敵な作品をありがとうございます!

    作者からの返信

    平本さん、コメントなどありがとうございます。
    近所に枝垂れ桜がちょっと有名な寺があって、ライトアップされたそれを眺めているとき思いついたストーリーです。
    これほど美しいものならたしかに精霊が宿っていてもおかしくはないなと。
    時空を虚無にしてしまうような場所。
    記憶を再起動させるような空間があれば人は現実とは違った決断を下すことがあるのでしょうか。
    それをテーマに書いてみました。
    少々剣呑なお話になってしまいましたが、最後まで読んでいただいてとても嬉しいです。
    こちらこそありがとうございました。