Operation stop 俺の勝ち

「渋谷ー渋谷に到着です。ご乗車の方は速やかに…速やかに死亡なさってください」

アナウンスと共に俺はエアガンを構える。豚が鳴く。そして

「喰らえ」

俺は豚の舌に向かって銃を撃った。空気弾?いや。青い炎を纏ったBB弾が勢いよく出た。

「ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃぃん!?」

鈍い音と共に豚の臭い鳴き声が聞こえた。いや泣き声だろうか。

豚は俺に向かって思いっきり走ってきた。サラリーマンの男性はレールに落ちた後「えっ?えっ?」と驚いていた。

「くっそ!サラリーマンは救えたけど俺がこれじゃ」

スライドを回すと弾はまだ入っている様だった。

「おら!おら!」

2発撃つが豚に擦りもしない。

「ぶひぃぃぃ!ぶひっひっ!」

気持ち悪い笑顔で追いかけてくる。

「弾はあっても当たらなきゃ意味ないだろ!どうすりゃ良いんだよぉ!」俺が銃をガチャガチャ触っていると何かレバーがあるのに気づいた。

「なんだこれ…なりふり構ってる暇はないか!」

ガチャっとレバーを引く。するとガチャガチャガチャと銃が変形しハンドガンからスナイパーライフルへとなった。

「これなら!」

俺は落ちる様にかがみ。豚の心臓の少し上にスコープを構え、息を整える。どんどん近づいてくる豚に恐がらないために。

「じゃあな豚野郎。あの世で2人によろしく」

俺は撃った。豚は倒れ燃える様に消えた。俺たちの戦いは終わった。

「お疲れ様でした〜」

次の日俺は天灯さんに呼ばれ天灯さんの自宅へ来ていた。机には高そうなジュースとお菓子。

「なんか雰囲気変わりました?」

前までの天灯さんでは考えられない様な柔らかい言葉。

「作ってたんですよ〜それよりまずは鳩山さんのご活躍ですよ!あの豚を倒ししかもなんと銃の秘密に気づくとは!私も知りませんでしたよスナイパーライフルになるなんて」

「あの…俺これからどうなるんでしょう」

俺は疑問をぶつけると天灯さんは俺に契約を持ちかけた。

「鳩山さんがこれ以上私達やPoisonousに関わりたくないのなら私達の関係はこれで終わりです。ですがもし鳩山さんがこれ以上お姉様の様な事件を増やしたくなければ私と一緒に戦ってください。もちろんお金はお支払いします」

天灯さんは俺に手を差し伸べてきた。関わりたくないと言えばそうだろう。だがもうあんな事件を作りたくない。俺の考えはもう決まっていた。

「これからもよろしくお願いしますよ。天灯さん」

俺は天灯さんの手を握った。

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