掛川

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 次の途中下車は掛川だ。ここにも立派な城がある。城ばっかりで飽きたなんて言うんじゃないぞ。


14:10 浜松

 |JR東海道本線

14:36 掛川

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 予定よりも30分ほど遅れて掛川駅に到着した。掛川駅はこじんまりとした駅だが、もちろん無人駅ではなく、新幹線が止まることを除けば、ちょっと都心から離れた千葉や埼玉の郊外の駅といった雰囲気だ。


 掛川城は、駅から歩いて5分ほどの距離にあるこじんまりとした城だ。本人よりも良妻賢母の妻の方が有名かもしれない山之内一豊が治めていた城である。


「うわー、きれい」

 あまり期待してないかったと言ったら、お城に失礼だが、期待以上の美しさがそこにはあった。浜松城と違い白い城だが、浜松城に劣らずこちらも桜に良く映える。浜松城のような人混みはなく、穴場と言って良いだろう。


 天守閣前の広場の花壇には、チューリップやパンジーなど色とりどりの花が植えられている。名古屋の鶴舞公園のチューリップはまだ咲いていなかったが、こちらは半分ぐらいの蕾が開いており、黄色い花を咲かせている。


 掛川城には茶室があり、お茶菓子を食べながら景色を楽しむことができるようだが、時間が押していることもあり、残念ながら見送った。


 掛川城は少し駆け足で回り、私は次の目的地へと向かった。

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