28日目(5/11)トイレでヘドバン

 5月11日。今日も雨。そして今日も教習所。


 14時からの乗車なのに、なぜか9時に迎えが来る。10時前には教習所に着き、そこから今日までの効果測定の準備をする。まず仮免の模擬試験の問題をひととおりやり、そこから4回分の効果測定である。

 一通り終わってもまだ11時半である。そこから先はお昼を食べたあと、ひたすらバンドの長編を書いていた。筆が乗り始めて、今日だけで1万字くらい書けた。

 14時からようやく車に乗れる。と思ったら土砂降りの雨である。今日は段差の乗り越え方と、目視での確認の仕方を教わった。確認は一瞬のうちにたくさんのことをしなければならず焦る。が、しばらくすると慣れて、教官の若いお兄さんに「いいですねー」と褒められた。えへへ。

 15時からの2時間目も同じ人が担当だった。昨日担当だったおじさんと、今日担当のお兄さんが、「〇〇さん、どう? ちゃんとできてる?」「ばっちりですよ! 今日検定でもいいくらいです」と言っていて焦る。

「ええっ今日ですか!?」と言ったら「さすがに冗談だよ」と笑われた。


 帰ってからはぐったりしたり音楽を聴いたり小説を書いたり。書けるネタがあんまりない一日。小説がはかどったからヨシ。件のバンドの小説がはかどりすぎて、親ガチャ失敗のやつが進められなかったのだけちょっと心残り。

 

 夕ご飯を食べた直後。トイレの鍵が壊れて、母がトイレに閉じ込められるという事故が起こる。幸いすぐおじさんによって助けられたが、ちょうどトイレに行きたかったタイミングでおじさんが修理にとりかかる。

 そこで、祖父母のいる離れの方のトイレを借りた。すると、立ち上がろうとしたタイミングで真っ暗になった。ここの照明は人感センサーなので、しばらく動かないでいると証明が消える。またそれかなと思いつつ頭を前後にぶんぶん振ったが、つかない。あれ、と思い外に出ると、スイッチがオフになっていた。ありゃ?

 聞いてみると、祖母が誰もいないと思って電気を消してしまったらしい。祖母に笑いながら謝られた。トイレでヘドバンしたのは初めての経験だった。同じことを母に話すと同じように爆笑された。


 夜、毒親育ちのための情報サイトを作っている人と通話をした。新卒ほやほやの人で、なんと私と同い年だった。最初は敬語だったが途中からふつうに打ち解けてため口で喋っていた。

 同年代の人は今までもいたが、完全な同い年となると珍しい。同い年でこうやってがんばっている人がいるというのは心強いし、何よりうれしい。

 その人は情報系に強い人で、私はからっきし。逆に、その人は文章を書くのがあまり得意でないらしく、文章は私の強みである。ちょうどよくお互いの足りないところが補えるよい関係である。


 なんだか色々と動き始めているなあ、と実感した一日。

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