16日目(4/29)まだお熱だけど新作短編書いたよ~

 4月29日。今日も微熱をいったりきたり。一瞬だけ平熱になるもすぐにぶりかえす。解熱剤(処方箋)のんでるのに下がらないとはどういうわけか。有識者のフォロワーさんによれば「ストレス性の熱は解熱剤がききにくい」とか。

 やっぱり今までの家出後のストレスが、緊張が解けて急に体に出てきたのか。卒業ツイがバズった時、「自分はこのパターンで卒業後に体調を崩したから気を付けて」と言ってくれた方がいたが、本当にその通りになってしまった。


 熱は昨日までと変わらないのに、今日は身体がいつもよりだるい気がした。午前中はほとんど寝て過ごす。お昼ご飯を食べてからもyoutubeなど見ながらごろごろ。おやつを食べると少しだけ回復したので、それからは今更ながら鬼滅の刃など読んでいた。母一家の持ち物だ。煉獄さんの最期でまんまと泣いてしまった。

 今日の夜ご飯はお味噌汁に素麺を入れたにゅうめん。この文化は西日本特有だと聞いたことがある。どんな感じかなと思ったらけっこう美味しい。久しぶりにおかゆ以外のものを食べられて感動。

 夕ご飯で精がついたのか、夜には小説を一本書けた。母の日だけど母親に感謝できない中学生の話(twitterにあげてあります。よければ読んでね)「母の日に無理に母に感謝できない人はしなくていい」という仁藤夢乃さんのツイートに、たくさんの「親には感謝すべき」が鈴なりになっているのを見て、うわあと思いながら書いた奴だ。私のことをフォローしてくださっている方はきっと、「親に感謝すべき」の暴力性が分かる人が多いと思うのだが、ぜひそこに想像が及ばない人にまで届いて欲しいなと思う。

 たわわ騒動で思うところがあって書いた「私たちは偶像です」といい、何かのアンチテーゼのために書く小説ははかどる。というか前回小説で初めてバズったのが気持ち良すぎて味を占めている気がする。でも、そのスタンスが好きだと言ってくださっている方もいるのが嬉しい。こういう小説が誰かに寄り添えるものになれば万々歳だ。


 実のところ、私は小説だけでなくライター業にも手を出そうとしている(今日もじつは有識者に話を伺って作戦を練っていたところである)。書こうと思っているのは色々あるが、一つは「先天性の病気の子供を亡くした母親の気持ち」を書こうと考えている。離島滞在を機に、母とじっくり話す機会が増えた。その中で母が、未だに整理しきれない自分の気持ちや、この経験をどこかで生かしてみたいことを言っていた。なら私も全力でそれをサポートしたいと思った次第である。同じ立場の人が吐き出せない、決してきれいではない気持ちも含めてあえて言葉にすることで、どこかで救われる人がいるんじゃないかなと、今まで書いたものへの反応からなんとなく感じている。

 小説でも、記事でも、私はひっそりと孤独に苦しみを抱えている人に寄り添えるものが書きたい。あなたが存在していることを知っているよ、と伝えられるようなものを書いていきたい。私が昔、そういう小説に出会って救われたことがあるから。

 そのことを母に話したとき、「あなたは本当に根がまっすぐで優しいね」と言われた。母は私に対してずっと、「本当は優しいのに、どうしてそう尖ろうとするのか」「まっすぐだから尖ろうとしても所詮まっすぐ」と思っていたらしい(書いていてなんか恥ずかしいな)。だけど、環境が環境だったから、無理に尖ろうとしないと自分が潰れてしまいそうだったんだろう、とも。


 嬉しいことに、私は自分の性格に対して、優しいとかまっすぐとか強いとかいう評価をいただくことがある。自分では自分を優しくもないし、強いどころか弱いとさえ思っているのだけれど、何が人にそう思わせるんだろう。

 でも嬉しいことだからいいかな。もっともっと強く優しくなれたらいいな。なんて思う。

 精進します。



 

 

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