第7話:雇用問題を考える ⑤
しかし、会社によってはその会社のやり方を押しつけるように指導する社員がいる場合や個々の事情を鑑みずに一方的に私感を正当化する人などさまざまな人がいるが、そのような人たちが貴重な人材を失うきっかけを作ってしまう。もちろん、本人は多様性を認めていないわけではない。しかし、業界によっては伝統や年功序列など現代ではあまり重視されない部分が未だに存在している場合もある。そうなると、若年層にとってはかなり働きにくいと感じる割合が増えてしまう。そうなると、若年層も二極化が進んでいき、必要な人材が確保出来ない状態になっている。
これからは型枠にはめるのではなく、業務形態のみ設定し、あとは個人でどのように打開するかを考えさせる部署を創設し、企業形態の分離化を進めることが大事になってくる。企業として生き残るためにもこれは重要案件だと私は思っている。なぜなら、今の企業体で事業継続が難しいと言われる理由に企業全体に副業の承認があまり浸透しておらず、大企業や一部の中規模の企業で限定的に認められている。それでは、若い人たちはあまり好印象を持つことも、組織に憧れることも少ないのではないだろうか?特に現段階で組織関係の職はあまり上位には来ていない。ほとんどが個人もしくは仲間で活動するような職種が並んできている。理由として推測できるのは“何かああってもすぐに行動できるから”や“好きなことが出来るから”などいわゆる行動性の部分でフットワークを軽くしたいという気持ちが強くなったのだろう。確かに、会社にいると時間的な先見性が予測しにくいだけでなく、場合によってはプライベートなどにも影響を与える場合もある。そうなると、現代の労働条件の傾向として、プライベート重視や時間外労働の遵守など今まではほとんど重視されていなかった部分が表面化し、それらを最初は我慢しているが、時間の経過と共に改善される見込みがないと社員は去るなどの決定を下すことになる。今は高月給よりもプライベートとのバランスを考える就活生も多く、その両立が難しい場合には入社候補から除外される場合や入社後の早期離職につながってしまう。そうならないためにも何らかの改善手段を提案し、社員同士が働きやすくかつ本人たちのプライベートを極力奪わない形でリスケジュールなどを行う必要がある。今は先行きを不安視する動きがあるため、副業などの二重収入を求める人が増えている現状がある。多くの理由として、会社で働く社員にとっては自分の働いている会社がいつどうなってしまうか分からないという不安と万が一の際に働く場所がなかったとすると一定期間の生活資金を貯めなくてはいけないという心理が働く。だからこそ、そのような時に備えて、動画投稿者やブログ投稿者など発信する側に立ちたいという気持ちが芽生えてくる。
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