welcome

あんたこの街は初めてかい?

何故こんな街に来たかは聞かないで置いてやるが、帰るなら今だぞ。

ここはおっかねぇ街だ。

旅行者が半日も命が持つかわからねぇぞ。

ここではなんでもありだ。

警察は当てにならねぇ。

なんせこの街にゃ銃がねぇからよ。

お偉いさんが銃が嫌いなんだとよ。

だから警察も銃を持たねぇ。

持ってるのは軍人だけだ。

そのくせ、強盗、殺人、犯罪なんでもありだ。

ここで生まれた男は売人になるかマフィアになる、女は売春一直線だ。

そこら辺に死体だって転がってるぜ。

おいおい、今にも小便チビりそうな顔だな。

そんなお前さんに1つ忠告しておく。

笛が聞こえたら外に出るな。

悪からも善良な市民からも恐れられてる奴らがいる。

チビなガキ2人なんだが。

悪を殺し回っている、ただ、邪魔をする一般人も殺すイカれた野郎どもだ。

奴らはSlaughter。

おもしれぇ事にな。

奴らは不死身って噂だ。

目をつけられたら必ず殺される。

正義でも悪でもない。

ま、何もしなけりゃお前に危害は及ばない。


待て。

今聞こえたぞ、笛の音が。


Slaughter《虐殺》の始まりだ。

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