第6話 世に勝つ者とは誰でしょう。イエスの神の御子と信じる者たちではないか(第一ヨハネ5:5)

 ゆり:でものちにこう書いているわね「また、私たちは神の子供であり、この世界は悪魔の支配下にあることを知っている」(第一ヨハネ5:19)

 本当にそうよね。私の考えでは、この世の法律、ルール、マナー、ちょっとしたものの言い方などというのは、人が罪を犯さないために作られたと思うの。

まりや:そうね。国によってもずいぶん違うし、時代によっても法律改正になることもあるけれど、人が憎しみあい、犯罪や戦争を起こしたり、巻き込まれないために、必要不可欠なことよね。

ゆり:だから、マナーの悪い外国人お断りというのは間違いであり、日本人でもマナーを守らない人は当然、処罰されるわね。

まりや:私も以前、スーパーのレジで並んでいると、私の前に並んでいる初対面のおばさんから

「一個しか商品持ってないんでしょう。先、並んでいいよ」と親切まがいな(?)お誘いを受けたの。そうしたら後ろに並んでいたのおじさんから「ルールを守れ」と忠告を頂いたけど、本当にそうね。

 義理と人情どちらが重いというが、やはり人情よりもルールを守るべきね。

 そうしないと、私個人だけの問題ではなくなってしまうものね。

ゆり:幸い、私は犯罪に手を染めたことはないけれど、でも心のなかで、愛する人を傷つけた人に対する憎しみはあるわ。

 それでも、犯罪に手を染めたことがなかったのは、やはり神の守りがあったからね。復讐しても残らないものね。

まりや:まあ私の場合は、ギャンブルによってホームレスになったり、被害を受けた女性や子供をみてきたからかもしれないから、ギャンブルには全く興味がないわ。

ゆり:若い頃ギャンブルを覚えた人は、一生治らないというが、イエスキリストの信仰で治ったという人はいるわ。治ったというより、イエスキリストが治してくださったのね。

まりや:実は私も、コップ一杯の日本酒を飲んでいた時期があったけど、今はきっぱり辞めたわ。コップ一杯くらいならいいんじゃないかという、内科医の声もあったけど、辞めてからの方が頭がすっきりするわ。

ゆり:でもよく辞めることができたわね。依存症から解放されたのかな?

まりや:聖書には一滴の酒も飲んではならないとは書いてないわ。

 それだったら料理酒やブランデーケーキ、日本酒カステラもダメだということになってしまうし、一滴の酒を飲まないことが失敗につながらないとは限らない。

 もちろん、酒は飲みすぎると失敗するけどね。

 今の私は、教会の聖餐式に杯半分の酒を飲むだけで、あとは酒のもの、たとえばブランデーケーキやウイスキーボンボンも口に合わなくなってきたわ。

ゆり:酔わない程度の酒は赦されるというわ。

「たびたび起きる精神的胃痛のために、少量のぶどう酒を用いなさい」(聖書)

まりや:そう、私は神にスポイルされて生きているの。スポイルというと、ダメになるという意味だけど、神は私の自我、エゴイズムをダメにして失くしたうえで、神に従っていくという意味なの。

ゆり:生駒聖書学院では、自我を捨てろ、自我に死ね、自我に砕かれろがモットーらしいわ。

 また、自我があるから、不安感にとらわれたり、自己中心のヒステリーになったりするのよね。 

 悪党は、いつも潜在的な不安感につけこんで来るわ。今だったらコロナ渦やクレジットカードが使えなくなるなどといって、個人情報であるべきクレジットカードの番号を聞き出したりするフィッシング詐欺だとかね。

 自我があるから、不安感にとらわれたり、ヒステリーになったりするのよね。

まりや:「神の御子イエスキリストを信じるあなたがたが、本当の命を持ち、救いにあずかっているということを、知るためである」(第一ヨハネ5:13)

 何が起きても、不安がることはないわ。神が守って下さっているもの。

ゆり:不安感というのは、血液の循環が悪くなり、身体が固くなり筋肉が萎縮したり、体臭の原因になったり、それが嵩じるとうつ病になるというが、イエスキリストを信じる不思議と解放されるわね。

まりや:でも、誰しももっている人間のエゴイズムや自己中心のために、イエスキリストを利用してはならないわ。イエスキリストを信仰していくうちに、イエスに似た者となり、イエスの為に献身したくなるのよね。

ゆり:これがいちばんの確信に満ちた、安全な生き方かもね。

まりや:ハレルヤ、私はイエスなしでは生きて行けない。イエス依存症です。

神様、私を神へと導き、用いて下さい。ハレルヤ

 

 

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