第5話

「べ、別に嫌だなんてことはこれっぽっちも思ってないよ。むしろ、橘さんが嫌なんじゃないかと思うけど...こんな陰キャとじゃさ...」


「え、陰キャ?あー、言っとくけど、

私、山吹シンジくんのこと陰キャだなんて思ったこと一度もないよ。というか、ダメよね、

陰キャとか陽キャなんて言葉はさ。ちょっとした差別発言よね」


に、人間できてやがる...!幼馴染、真島マヒロとは全然違うっっっ。


「私的には大丈夫なの。山吹シンジくんだけ、学園の中で

私に告白してきてないわけで、

その点では気兼ねしなくていいからさ。

気まずいじゃん、振った男の子と同居なんてさ」


「確かに確かに」

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