第9話 仕上げと結果
「次は何をする気だ?」
「本気で言ってる?まさか終わったと思ってる?家臣団の執務室が残ってるでしょ!それに騎士団も調べないと、軍隊に
「…そ、そんな事まで必要か?」
「今まで、ノンビリ王家、王国を食い物にして来た、寄生虫どもを一掃すると言う事は、寄生虫貴族に係わる者が、騎士団にも居ると気付かない?」
「騎士は国に忠誠を誓っておるぞ!」
「その国って、寄生虫貴族も含まれた国でしょ!」
「レイナさんよ、内乱起こらないかい?」
「だから、影を送ったのよ!!行動は迅速に!反乱の芽を摘むよ!!」
流石にここからは力仕事だよ!ウコン、サコンに予想外に優秀な御者のセバス-オウエ、それに私の親衛隊20人、王の護衛20人の大所帯で移動してます。
⦅レイネアリス…全て任せた方が、儂より上手く、と言うより任せた方が国が豊かに繁栄するかも…⦆
ブツブツ言いながら、着いてくるラフレシア王が、納得したのか分かりませんが、今は王と行動、威を借る必要が有る!何と言っても、私の外見は一歳の幼女。
「あっ!レイナさんや、行き過ぎ!ここが家臣団執務室」
断り無く入った執務室は、100人程の人で溢れていました。
ざっと見渡します。
「ここも小数の優秀な者に大多数の無能…せめて、普通の者を捩じ込めよ!高位寄生虫貴族ども!!」
この部所は25人も優秀な人材がいました。
75人の無能者を解雇します。
「文句は言わさん!!お前達の日頃の怠慢を悔やめ!!実家に帰り当主に、無能者捩じ込みの罪について、おって沙汰を申し付けると伝えよ!!」
言い残し退出します。
天井を睨み「影!!降りて来い!!」「はっ!!お呼びで!」
「あの75人に影を着けろ!!」「はっ!!」
王の護衛達、それにウコン達も事情を知らず、ポカンとしていました。
「次は、騎士団!最悪戦闘になる恐れがある!皆!心して置け!!」
「「「「「「「「「「はっ!!」」」」」」」」」」
皆優秀な護衛だね。
くどくどした説明は不要、緊急時の命令は無条件遂行。
鑑定結果、騎士団長と隊長連中30人がクソだ!
騎士団員1000人中200人が無能!やっと500人の普通が居ました。
軍隊で普通はあり得んが、無能よりはましか。
優秀な騎士は300人しか居ません。
緊急補充が必要だね、この300人に丸投げしますか。
例によって、無能寄生虫230人に解雇を言い渡しました。
「ふざけるな!何が解雇だ!!国王!!こんな小娘いや!幼女に騎士団団長を首にする権限が有るのか!!返答しだいではゴウマ侯爵家を始め多くの高位貴族家が、黙って居ないぞ!!」
「なんだ?お前もゴウマ侯爵家
「おい!小娘!!捻ってやろうか!!」
「そうね!お前がどれ程無能か、私と勝負するのも良い余興かも知れん、自信が有るなら掛かって来い!!」
私を守ろうと前に出そうな親衛隊を手で押さえ。
「大丈夫!皆の主がどれ程強いか、見て居なさい」
真っ赤になって、憤怒していたゴウマ団長が、その一言で剣を抜き襲い掛かってきました。
「
身体だけは立派な、お腹がブヨっと出た巨漢が吹き飛び、二回三回バウンドし止まった時には、完全に意識が有りませんでした。
私は、身体強化で駆け寄り、団長装備を剥ぎ取り、騎士服も剥ぎ取り下着姿にして、頬を力を込めて張ります。
気が付いた、元団長に。
「お前は、私を殺す気で向かって来た!殺す気なら、殺される事も考えて襲って来たと判断した!!勝った私は無礼なお前の息の根を止める!!」
「な?何を…ま、待て!」
頭を掴み、グイと捩ると身体強化は凄い!首が一回転して正面を向いた時には、デブの巨漢は絶命していました。
「さて、残りの229人!!勝負するか?大人しく解雇を受けて実家に帰るか?帰る時には、騎士装備を全て置いて帰れよ!!」
日頃威張り散らして居た団長、体格だけは立派な団長が、なすすべ無く幼女に倒された。
流石に無能揃い、スゴスゴ立ち去って行きました。
「影!」「はっ!」「同じ貴族家が複数絡んで居るようだ!重複せんように追跡調査せよ!!」
「はっ!」頷いて、さっと走り去りました。
「国王!お疲れ様!大掃除終わりました」
「ご、ご苦労であった……」
ドワーフ処か、日本人と言う種族は凄まじい!!
ゼナと言う仲間、同じ日本人族まで居るとか……
レイナに決して敵対せんよう、レイナに敵視されんよう、早急に考えねば!!
辺境の漁村だけで無く、周辺の貴族を領地代えさせ、王国並の領地にして···それだけでは足りん!!南一帯をレイネアリス-ラフレ大公領にする?いっその事ラフレシア王国と対等な、ラフレ大公国にすれば···それは最終的処置で、レイナにもっと助けて貰いたい。
当分の役職は『大公大賢者』これだ!!
ブツブツ独り言を呟く、国王を残し公爵家に帰りました。
帰りは、大人数の行列に成りました。
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