122.不履行
「今度いつ会える?」と訊いて、うーんそうだなあと濁されるのは完全に脈ナシだなって。
そっか、そうだよね。
「卒業しても友達?」と「転校しても友達?」だったら、前者の方が確実に疎遠レベルは軽傷で済むはずなのに。……なのになんで、こんなに心臓が痛く鳴るんだろう。
振られると分かって告白する人の勇気くらい、か細い何かで精神を保っている私にとっては、「今度」という希望に縋らないとやっていけそうになかった。
野暮なこと言ってごめん。許して。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます