119.Am I a friend indeed?
「ありがと。みらいちゃんのおかげで少しは勇気出てきたかも! ごめんね、いつも迷惑かけて」
うん、そりゃそうだよ。毎回どんな時も断らずに、親友らしく相談に乗ってあげてるんだから。勇気出して貰わないと困るよ、さすがに。
だから、こんな時に「ううん、全然そんなことないよ」って聖人みたいな笑顔で言えるはずなんかなくて、「友達」だからしてあげているという乾いた義務感だけで動いてる私は結局、本物の関係を築くことなんか出来ないんだなーって。
どういたしまして。それが最低限私の言えることで、一番正しいセリフなんだ。この友情に、ありがとうの一言に見合うだけの価値があるかなんて分からないけど、それが友達の役目なんだと思っている。友達にしかできない事だと信じている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます