118.どっかのかくれんぼ

「おやおや熟練のスパイたちがここで何をしているのかね?」


「クソッ、全員逃げろ!」


「無駄だよ。ここら一帯は警察が包囲している」


「で、そこに隠れてる君たちは……」


「わぁ! ち、違うんです! 俺たちは裏の裏のスパイで、刑事さんたちと同じ側なんすよ」


「さぁ、どうだかねえ。じゃあ何でさっきの上級会員を装った奴らと違って、部外者の君たちが金庫の場所を知っているんだ? と言っても、それも奴らネズミをおびき出すためのデマなんだがね」


「そ、それは」


「おい、こいつらも捕らえろ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る