67.架空請求
俺たちの高校の食堂は、あらかじめ決められた数のおかずを作って用意しているため、食券の販売数が設定されている。
「食券を買うだけ買って、食べずに帰ってる友達がいるんだけど」
「なんだその新手の架空請求詐欺は」
「でも、お店の利益には貢献してるわけじゃん? だから詐欺じゃないような……」
「フードロスはどうする」
「こども食堂に送ってるんだって」
「あっ善人だった」
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