文化祭前日

だいぶ文化祭の準備が進み、どんなメニューを作るか、レシピはどうするかなども決まってきた。

 と、同時にメイド服の方も着々と、と言うかもう全部出来上がっていて、今はそれを試しに着ているところである。


「すご〜い、かわい〜!」


 クラスの女子がめちゃくちゃうるさくキャーキャー騒いでいる。


「あーはいはいそーですか!よかったですね!」


俺は少しキレ気味に言い放った。


まぁ間に合ってよかったが……


俺はこれまでのことを思い出しながらそう考えていた。


だって、レシピ開発に準備期間の八割を使い、メイド服のデザインでもずっと揉めていて、部屋の内装とかもやっていたからめちゃくちゃバタバタしてたんよなー。


ほんと、教室内はパッと見ただけでもわかる、阿鼻叫喚の地獄絵図だったんだよな。


それがちゃんと収まったんだからこのクラスすげぇなー。


俺がそんなことを考えている間に話は進んでいて、


「じゃあ、みんなで一回写真とか撮ろうよー!」


あ、出た。無駄に写真撮るやつ。あれめんどくさいしやなんだよなー。


「えー、普通に嫌なんですが。」


俺が言うとあの菜々子が


「そんなこと言わないでさー、一緒に撮ろうよー、赫翔く〜ん。」


と言ってきた。


うん、キモい○ね。




結局撮られてしまった……。


「キャー、かわい〜!やば〜い!」


うん、うるさい。


クラスの女子たちは俺らの写真を見て騒いでいる。


「すげぇな、女子たちは。まぁでも気持ちは少しわからんでもないが……」


と、トキが言った。


同じくトキもメイド服を着ているのだが、明らかに俺よりは似合ってない気がする。多分メイド服よりは執事の服の方が似合う気がする。


トキはβの割にはガタイが良く、身長もまぁまぁあるので足の出るスカートよりはマシに見えるはず、なのになぜメイド服しかないのだ!


ん、てか、


「『気持ちはわからんでもない。』ってどういう事だ?」


「ん、いや、赫翔のメイド服は似合ってると思うぞ?って事だ。そんな嫌そうにしなくてもかわい……」


「ちょ、おま、それ以上言うな!」


全く、こいつは俺がβの男なのを忘れてんのか?かわいいよりかっこいいの方がいいわ!


「やっぱり赫翔君はかわいいよね!」


ナナコ、ウルサイ。




_______後書き的なやつ_______

うん、やっぱ赫翔のメイド服のイメージ図が欲しいな。

あ、みなさんこんにちは。米沢です。

菜々子うるさいですねぇ。

それに比べて常盤君はもうね、うん、楽しいですわ。

新しい書き方も慣れてきたので、もっと良い文章を書けるように頑張ります。

なので『応援』よろしくお願いします。

ではまた、

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る