第16話 イキ地獄と狂勇者の鬼畜
「意識を手放すことは許さない」
<勇者権限:発動>
「ギッ……!!」
挿れた瞬間にイッたと同時に脳が男の快楽というものを感じ取り、今まで女として生きてきた脳の仕組みを組み替える速度に意識が追い付かず気を飛ばした。が、それを許さないと命令が飛んできたため、激しい頭痛の中快楽だけ与えられる。
処理がしきれず、呼吸もうまくできない中口からこぼれた唾液をカガはゆっくりと舐めとり口の中に溢れて溺れそうになっている唾液も吸い取り上下運動を止め、深呼吸を一緒にしてくれる。
「ほら、そろそろ慣れろ」
「なん…で…俺より……慣れてんの……」
「まだナカイキとやらを俺が体感してないからだな。この程度の快楽なら前世ではほぼ毎日だった」
「モテ男滅びろ……クっ…待って、締め付け…なぁっ…まって、イ…イッちゃ…」
止まっているのに、中がドクドクと脈打つ。ただその感覚だけで、絶頂を迎えてしまう。タマをそっと触ってみるが、まだ硬さは残っている。
手に気が付いたのか、カガが追加で滋養強壮剤の瓶を取り出し口に含み、ゆっくりと口移しして、俺は成すすべもなく飲み干す。
「なんで、口移し?甘々シュチュが好みなの?」
滋養強壮剤を飲ませるだけなら正直、昼間に使っていた哺乳瓶でも十分だろう。むしろ、俺はそれでもおいしいシュチュかもしれないと思った。だが、そうしないのはカガなりにやりたい行為が存在するということなのか。
「そうだな…俺の中にも信念はある」
「えっちの信念とか聞きたくねぇけど、ちょっと気になる」
急に上下運動が再開される。
快楽に耐えようとすれば頭痛と痛みに襲われる為、快楽から遠くなる。それは許可されない為、体の力が強制的に抜かされる。
「んぁっ…そりゃぁ、相手は絶対に最高の一夜にしてやるってことだな」
なるほど、通りでさっき俺の息子をわざわざ口に含んでくれたり、乳で遊んでくれたわけか。本人に気持ちよさが還元されるのが目的だけでなく、俺が気持ちいいと思う行為がどれかを探してくれているということなのか。
あと、サービスショットがとても多い。ここでスクショを撮りたい!というシーンが多すぎる。だが、それは自分の女の体の見せ方を理解しているからと、エロイ姿腰つき、胸の使い方艶やかさを体をうねりながら研究しているのか…
「なんか、お前すごいな」
「感想は有難いが、それよりも、さっきから別のことを考えすぎだ。もっと行為に集中しろ。じゃないと、息子が萎れるぞ」
「あ、そうか、なんか本で読んだことが…でも、こんな美女の痴態見て萎えるなんてある?」
「別のことに意識を逸らせば当たり前に萎えるぞあれは。そうなれば、また勃たせるためにしなくてはならないことが増えるぞ?そうなれば、生中回数が減って中に入れるころにはドライで何度もイクことになるが…」
完全にセックスの話なのに、なぜか簡単な戦略を練っているときのような話し方をされて、余計に息子が力を失っていくのを感じる。
なんと難しい加減なのだ…はち切れそうに痛かった時もあれば、こうやってすぐに力無くなる時もある…というか、これをぶら下げているのに急に鉄の棒みたいに硬くなるのも動物として不思議…とか考えているのがもう息子が萎えてしまう原因なのか。
「うーん、そうやって説明されるから余計に俺が脳内で情報整理して男の体について考えてしまうから萎えちゃうんじゃ…」
「なら、お前の大好きな女の体を好きなだけ触ればいいじゃないか。お前はナタリィがずっと好きだっただろ?神になっての初めての相手はナタリィなんだろ。わかってる。だが、お前の童貞をもらったのが俺で悪かったとも思っている。ナタリィの謝っておいてくれ」
あー、なんと律儀な…え?ナタリィと会ったことある…え????
「おい待て‼‼‼なんでナタリィ知ってんだ!?俺、お前のこと聖堂から出禁にしてなかったっけ?!」
「いや、ナタリィがこの村に聖水を定期的に届けてくれるからな。その時によくお前の話を聞いていた。何か聖堂で異変や暴動、または襲われることなどあれば俺に助けてくれと。代わりに、ここの聖水や魔除け、植物の育成などの手ほどきをすると交換条件にな。お前のためにナタリィは俺に会っていた。他意はない。安心したか?」
「あ、あぁ…でも、なんか…複雑…」
「何がだ」
「プレイボーイなら、全員に手を出してると思ったからさ…この村の女にも全員手を出してるとばかり思っててさ…すまんというか…」
「詫びる気持ちとその偏見をどうにかしてくれればいいが、俺もつい先日までお前と同じ年寄りだったんだ。途中から性欲なんてもの無くなってたよ。ナタリィはエルフだからな、若いままだった。若い頃に出会ってもし少しでも隙を魅せられてたら口説いてたかもしれないが」
「よかったぁ…爺なお前とだったなら…でも、これでもし性別が戻って若返りとかしててもナタリィには手を出すなよ?!ナタリィは俺の女だからな!」
「はいはい、この精子がナタリィを孕ませる能力を持ち合わせてなくて二人の子供がどうしても欲しい精子提供をしてくれとかじゃない限りは俺はナタリィに手を出さない」
「くそーーーーーなんだお前のその言い方むかつくーーーーーー」
怒りのままにナタリィのことを思い出し、ナタリィと行為をしたらきっと気持ちいのだろうとカガのナカに思い切り息子を強引に入れ込む。
ナタリィ相手にはできない、激しい行為を行う。
だが、カガは余裕の笑み。そして、快感を受けそれが俺の腰にも響いてくる。
カガの指先が乳首を触り刺激が走り、腰が抜けそうになる。
(なんでこいつ…こんな余裕なんだよ…くそっ)
ただではイキたくない。カガにも少しでも、女の体であることを楽しみかつ、俺自身も女勇者になったカガを弄んでみたい。
俺も、俺なりに女の体気持ちの良い場所そして感度が良くなっている女の体はナタリィで知っている!
腕を上げて父に胸を添える。
まずはやわやわと胸を揉みほぐす。
すると、カガに変化が…
顔を真っ赤にしたカガが力が弱いながらも、乳にあてていた手をどけようと対抗してくる。
勝機見えたり!
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