第3話 友情愛情それとも欲情…?
しばらく二人で泣き、河原で寝そべり生えてる花をいじりながら
ナタリィと裸で語り合う。
「貴女の目標をずっと昔から聞いていたから、ずっと心配だったの。
段々貴女が、しわしわのおばあちゃんになり始めて
このまま目標を叶えられず、別れの日が近づいてるかもしれないって…
寂しい思いをしていた…でも、貴方は神になってくれた…」
エルフの寿命は特に長い。
私は聖女だが、聖女は万能ではない。
だから、成長速度の違うナタリィにとっては老いを間近でみて特に怖かったのだろう。
こんなにも私のことを心配してくれる良い親友を持てた。
これは、きっと幸福で何にも代えがたい事だろう。
そして、この重力に従い地面の小石にポワンと乗る豊満なおっぱいと
安産型のお尻ときれいな太ももの親友…いまここで事を致したい。
乳にむしゃぶりつき、バブバブ言いながら頭を撫でられ
彼女に絶頂を教えたい…ここは川だから、川の浅瀬で貝合わせなんてのも
なんとも捨てがたい…したい…したい…
邪念に頭を乱していると、ふと冷静になる。
賢者タイムならぬ、脳内作戦会議タイムが強制的に始まる。
たまにあるある。
さっきからのナタリィや聖堂の子たちを見て思ったが、
もしかして私『神』にジョブチェンしたってことが
この世界の全員の意識に自動で浸透したわけではない?
「ナタリィ、私って最初によく気づいたね?」
そういえば、私は神になったから髪の色も変わって姿は全盛期だと思っている
23歳頃の姿になってるはず。
最近は老婆だったから、髪はボサボサグレーのアリアしか見てないはずだが…。
「え、だって、最初に会った時のアリアにそっくりでつい私も声をかけただけなの」
「さっきいた聖堂の子たちは私のことどう言ってた?」
「きれいな人だけど誰だろうって言ってたわ。
あと、私とハグしてたから旧友じゃないかって」
「え、じゃあ、私せっかく神になったのにただの新しい人物扱いなわけ!?」
「私には、昔のアリアになって髪色が違うだけにしか見えないけどね」
「そっか……」
そう来るかぁ……世界よ……
「なぁんか、パァーっとしないなぁ…」
「うふふ、そう?私は嬉しいわよ?すっごく、すっごく…」
手を握って、頬に添えてくれるナタリィ。
ん?やけに距離が縮まったな、ナタリィ…
昔からこうだったっけ?色気はあったけど、こんな誘い方してきた覚えはなかった気が…
「ねぇ、アリア…私、ずっと貴女のこと大事な人だと思ってたの」
おやおやおや
「私もよ」
寝そべっている距離を縮めてくる。
体が、密着した。
パイパイが当たる、腕に…
心の息子が勃起する…待て待て…
「私、大事な人にしか捧げないって決めてたの。
いろんな男性が求婚してきたわ、女性も魔獣も…
でも、常に心にいたのは、私をあの焼けた村から引っ張り出して
『無くなったものはどうにもならない。だから、自分でここを治すために生き残ろう』
そう言ってくれた貴女だけだったの」
そういえば、そんな感じのセリフ言ったなぁ…
あの場に一人女の子おいてくなんてできるわけなかったから。てか、聖女だから救わなくちゃだったし…
「ねぇ、私はあの時からきっとあなたと結ばれる運命だったの」
(ナタリィー、ステイ!)
「不老不死のエルフと、聖女から神となった私の救世主…素敵じゃない?」
顔をどんどん近づけてくるナタリィ。
もう、キスしそうなくらいに近付いている。
瞳の色がきれいで、澄み渡って綺麗で目が離せない。
「きれい…」
呟いた一言に反応し、それをYESだと解釈したのか
ナタリィは私の体に手を這わせ始めた。
「貴女も綺麗よ…アリア…こんなきれいなピンク色の乳首…
美味しそう…、ほら、ちょっと触っただけでこんなにも立ってる」
「ちょっと、やっ、感じちゃう…」
「感じちゃうじゃない、感じてるのよ」
(ダメダメ、これじゃ、私が犯すんじゃなくて
"私がナタリィに犯される"図になってる!)
いやだ、ちょっとさっきまで確かにこのままここで致そうとか思ってたけど
待ってちょっと攻められるなんて想定外すぎて…
何か、気を逸らさなきゃ、このままおいしくいただかれて絶頂を私が先に覚えさせられてしまう。
主導権はあくまで私が先がいいのに!!!!
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