第4話 森の探索2

ホーンラビットとの激闘(笑)を終えた後、結界を3回使っていることに気づき魔力回復ポーションを飲んだ。


「ポーションでお腹タプタプなんだけど、これ水場いらなくない?」

と独り言をつぶやく


実際5歳児の水分摂取量はおおよそ2000mlである。レイはこれに加え5歳児には過度な運動を行っているため多く見積もっても2500mlもあれば充分である。

ポーションは1瓶100mlのため水分摂取のみを考えれば水場への移動は不要なのである。


「水の心配より食料の心配をした方がよさそうだ」

とレイは優先順位を切り替えた。たった今食用可であるホーンラビットの肉を手に入れたがレイには火を起こす手段がない。

そのためホーンラビットは食料にはならない。

だがホーンラビットが食料としていたものが周囲にあるはず。レイはホーンラビットがいた洞穴を今日の宿に決め周囲を探索することにした。


周囲の雑草や果物を鑑定しながら周囲を確認していく


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毒けし草

・なんとなく毒が抜けた気がする

・食用:可

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来ル実

・匂いで草食動物・魔物をおびき寄せる

・食用:可

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ブラットベリー

・造血作用のある果実。多少の甘味がある

・食用:可

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よもぐ

・多少の魔力を含んだ薬草。傷の治りを早くする効果がある。

・食用;可

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「毒けし草ってただの食べれる草だし、来ル実は今の僕には危険だな。ブラットベリーは群生地を見つけたから今日の食事をしのげそう。あとよもぐってヨモギだよな。でもこれでポーション作れそうだし収穫して消毒ポーションに漬けてみるか」


レイは15本の消毒ポーションを生成するとその中によもぐを漬け込んでいく。

すると鑑定結果に差異が生じた

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消毒ポーション

・魔力で雑菌を死滅させるポーション。アルコールは含まれていない。

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消毒ポーション(異物込み)

・魔力で雑菌を死滅させるポーション。アルコールは含まれていない。

・よもぐが付け込まれており、魔力が少し溶けだしている

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「よもぐ入り消毒ポーションは要観察だな。ブラットベリーは消毒ポーションで殺菌して食べるとして、あとは洞穴で過ごすか。」


今の時刻は日暮れ。レイは探索を打ち切り洞穴のなかで結界を張り過ごすことにした。

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