第2話 能力の検証
異世界転生で最初にすることといえば?
「鑑定」
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Name____JOB 調合師
スキル
鑑定
ポーション作成
・回復 (20)
・魔力回復 (20)
・スタミナ回復(20)
・状態異常回復(20)
・造血 (20)
・消毒 (20)
結界魔法
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「名前がないのか・・・じゃあ『レイ』で行こうかな。スキルの後の()は使用回数かな?回復ポーション作成」
すると手の中に瓶が現れた。中には何やら液体が入っている。
「鑑定」
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Nameレイ JOB 調合師
・回復 (19)
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「まあここまでは予想どおりだな」
「え~と持ち物はっと。」
と独り言をつぶやき自分の体のいろんな部分を叩いてみるが、着ている服以外には植物で編まれた籠を背負い、中には竹の水筒らしきものが一つのみ。
「これって絶望的じゃね?」そうつぶやき籠の中に回復ポーションを放り投げた。
「次は結界魔法の検証だな、ただ身を守るだけじゃなくて攻撃にも使えるとべんりなんだけどな~」
レイはぼやきながら頭の中で結界魔法と唱える。
すると正面に縦横2m程度の半透明の板が現れた。そぉ~と触れてみるが硬い感触のみが帰ってくる。どうやら地面に固定されているようで動く気配もなかった。
次に強度を確かめるために石を投げてみると、投げた石が弾かれた。どうやら強度もそれなりにあるらしい。
最後に投げナイフの形をイメージしながら結界魔法と唱えた。すると、縦横20cm程度の結界が現れたが形は四角のままだった。
イメージ力が足りなかったのかとも思い結界を鑑定してみた結果、
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イメージの足りなかった結界
・結界の形をうまく反映できなかった結界
習熟度、イメージが共にたりなかったため
できたもの
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どうやら、結界の形は将来的には変えることができるらしいことが分かった。
そこで、ふと前に展開した結界が気になりそちらを見てみると、結界は無かった。
時間経過で解除されたのか、同時展開ができないのかが気になりもう一度結界を展開してみると、急に体に倦怠感が現れた。
レイは急いて魔力回復ポーションを作成し飲むと倦怠感はすぐになくなり、目の前には縦横2mの結界が現れ、手の中の20cmの結界は無くなっていた。どうやらまだ結界の同時展開はできないらしい。そして、結界の連続発動数は3回が限度だと頭に刻んだ。
その時、レイのお腹ぐぅ~~とかわいい音を鳴らした
レイは籠の中から水筒を取り出し、まずは水場を探しに森をさまようことにした。
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