『おーぐ、ほしい』 17


 『かんかんかんかんかんかん❗』


 『火事場はどこだあ、ぱんだあ ⁉️』


 リーダーらしき、パンダさんが叫びます。


 『中か、外か! ぱんだーあ❗』


 『あ、あれです。火を吹く怪獣です。』


 係長さんが、あえて、指差しました。



 かんかんかんかんかんかん



 『おお、あれかあ! よし、行け〰️〰️〰️〰️。突撃〰️〰️❗ ぱんだーあ❗』


 『ちょ、ちょ、ちょ、わあ、逃げてぇ〰️〰️。マネージャーさん。』


 パンダ組の消防車は、突っ込みながら、後ろに吊るした鉄のたまをクレーンで巻き上げ、ものすごいパワーで振り回します。


 けれども、マネージャーさんは、動きが速くて無駄がないです。


 ささっと、避けていました。



 『あれだけ振り回して、よっく、引っくり返らないなあ。』


 ぼくは、感心しました。


 『ここの重力は、好意的な方に肩入れするのです。うまい、おーぐ、の製造も、それがあってのことなのです。』


 工場長さんが、そう、言いましたが、ぼくには、よく分かりません。


 鉄の玉は、だいだら王さんを直撃しました。


 じっつに、正確なコントロールです。


 二発目の前に、クレーン操作パンダさん以外の隊員が、消防車からばらばらと、転がりながら降りてきますが、これがまあ、すごい数です。いったい、とうやって乗ってるのかな?


 みな、各自のパオペーを握っております。


 スコップとか、槍とか、刀とか、さすまた、など、見たことあるのも、確かにありましたが、なんだか、超能力アニメみたいな、訳のわからないのも、色々ありますような。


 先程の、最初の一発で、だいだら王さんは、後ろ向きにひっくり返しになりました。


 しかし、その体勢から、ぷぁおあ〰️〰️〰️〰️❗と、火を吹き出したのです。


 まるで、桜島か、浅間山か、キラウエアか、というくらい、すごい火炎です。


 お口の中は、大丈夫なのかしら。


 ぼくは、ふっと、思いました。


 


      ・・・・・・・・



🐼 サクシャガチョット ダイジョブデナイカラ、ツヅク!

 

         🌋

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