『おーぐ、ほしい』 13


 工場には、立派な機械が並び、しろと目にも、衛生的です。


 もっとも、うし🐮さんたちの動きは、全体的にゆっくりで、追いかけられているような雰囲気はありません。


 『とくに、ノルマはないんですが、たまに、まとまった注文が、地獄筋や、真の都筋から来ます。でも、いくらでもとは、行きませんから、あまり多いとお断りすることもあります。あなた方の人間界には、マネージャーの持つ販売店だけにしか卸しません。今後は、ご希望なら、マネージャーに言っていただいたら、週に二回の配達ならできますよ。』


 『はあ、なるほど。』


 そう、言いながら、ぼくは、ついに、おーぐを食べました。


 『お〰️〰️わ〰️〰️〰️〰️〰️〰️☺️ これは、むかしの味だなあ。いいなあ。いいなあ。』


 『そうでしょう。是非、どうぞ、お願いしますうっしい。』


 『こちらこそです。』


 『まあ、マネージャーに、優待割引を要求しときますから。』


 『いや、すみません。』


 そこに、うしさんとしては、ものすごい勢いで駆け込んできた、プチプチ模様のはんてんをまとった方、がありました。


 『こらこら、係長、ここは、走っちゃダメだもう。』


 『こ、工場長、たいへんもう。だいだら王が、なにか気に入らないことがあるとか、訳わからない剣幕で、殴り込みに来ました。』


 『はあ。。。? だいだら王は、木星の守護だ。うちとは、なんの関係もないぎゅう。』


 『マネージャーが立ち向かってますが、さすがに、マネージャーの神通力も、部が悪いもぎゅ。』


 『だいだら王? あら、たしか、木星のお花畑を管理してる?』


 『おー、さすが、やましんどの、よく、ご存じで。』


 工場長さんが、ちょっぴり、仰天しました。



         😈


 

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