書く習慣の話③

<前回のあらすじ>

「書く習慣」をつけるために色々やった結果、Twitterに文字数画像を投稿していく方法が性に合ったよ!

――――――――――

(書く習慣の話②の続き)


 成功した理由を考えてみた。

 恐らくだけど、文字数を画像にして貼った、という行為がやはり嵌まったんじゃないかなと思っている。

 画像化はPCでもiPadでも操作が簡単(PCならショートカットで切り取りしてしまえるし、iPadもボタンでスクショが可能だ)なうえ、それをツイートするまでも非常に楽ちんだった。

 切り取り&スケッチは神だと思う。あれ、切り取ったやつそのままペーストできるんだぜ。便利かよ。

 操作が簡単なので負担なく続けられたのが1点。

 毎日継続してリプライに続けていくうちに、フォロワーさんから「いいね」を貰ったり、「すごい頑張ってますね!」と褒めてもらえることが度々起こるように。全然別の話をしていても、「佐古間さん毎日作業してるから頑張ろうって思います」などと言われる。

 これは単純に嬉しい、し、自己承認にもつながる。私個人は「うえ、今日600字しか書いてねぇ」と思っていても、他の人は「ちょっとでも書いててすごい」と思ってくれている、それを私に伝えてくれるというのは、新たな視点との遭遇である。びっくり。まじちょっとしか書いてないんだけど褒められていいの? やった―私も自分の事褒めます。

 で、これを覚えると、多少書けない日があっても「そんな時もあるさ」で流せるようになる。思いつめなくなると気持ちがマイナスにならないので、なんというか、モチベーションが下がらない。

 今日できなかった分は明日頑張れる、が実際に起こる。この一週間文字数稼げなかったけど、土日で三万字くらい書いてやったぜ、みたいな。

 書けない日も勿論あるが、それはそれとして自分を許すことを覚えた。許した時はそれもツイートしておく。「作業してないけどそんな時もあるわね」みたいな。

 感情を言葉にするって存外大事かもしれない。


・作業が簡易で続けられた

・公開したことで他者からの視点を得られた

・他者の視点を得られたことで自己承認が高まった

・自己承認が高まったことで、「書くこと」そのものを思いつめなくなった

・思いつめなくなったので、モチベーションを維持できるようになった

(・続いていくと、「いつまでリプライ続けられるかな」ゲーム感覚でできた)

→書き続けられた


 そんなわけで、私は見事に書く習慣を身につけられたのでした、と言う話。

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