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ソラはどうやらいろいろといたずらをして自分が見つからないように世界にしかけをしていたらしい。(僕にはまったく理解はできなかったけど、そんなソラの世界のしかけによって、僕とソラの穏やかな生活は守られていたようだった)
長時間、徹夜をしてプログラミングをしているソラの顔はいつもとは違ってとても変だった。(ソラには悪いけど、うわ、気持ち悪いと思うときもあった)
妹は僕とは違い明るくて友達の多い活発で健全な生活をしていたので、そんな妹のことを僕は羨ましいと思っていたのだけど、妹はそんな性格からよく遊んで怪我をしていた。
僕はそんな妹の怪我の手当てをよくしていた。
ソラも同じようによく怪我をした。
怪我をしたところに消毒をしてから絆創膏を貼るとソラはなんだかすごく嬉しそうな顔をした。
「どうもありがとう」といつもよりも子供っぽい甘えた顔と声でソラは僕に言った。
僕は恥ずかしくて顔をよく真っ赤にしていた。
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