インド神話では正義はデーヴァ側で仏教では天とよび、ペルシャではダエーワと呼びこれがダエモーン、つまりデーモン。悪魔の語源になったものです。このようにイランとインドでは反転するのですが全てのアスラと呼ばれた神が悪魔に堕ちた訳ではなくマハーバリのようなアスラもおります。なお仏教ではアスラの地位は回復しシュンバ、ニシュンバアスラ王は降三世明王などになってます。なお修羅場は北欧神話の天界ヴァルハラやケルト神話の女神ダヌとアスラ神族の女神ダナーヴァとも関連性が深くインド=ヨーロッパ語族が繋がっている証拠とも言われています。ファンタジー書き手の基礎知識として極めて重要なエッセイであり非常に有用です。