第10話 宇宙は何なのか
「宇宙は何なのか。
宇宙は星なのか。
宇宙は時空なのか。
宇宙はエネルギーなのか。
宇宙は心なのか。
宇宙は愛なのか。」
宇宙は言った。
「宇宙は宇宙なのさ。」
それで私は言った。
「それは答えになってない。」
すると、宇宙は言い返した。
「君は何なのかい。
君は細胞なのかい。
君は思い出なのかい。
君は意志なのかい。
君は心なのかい。
君は愛なのかい。」
私は言った。
「私は……私です。」
そして宇宙は言った。
「それが答えさ。ワタシの可愛い宇宙の子よ」
すると、私は何も言い返せなくなっていた。
小さなSFっぽいものを書きたい よねちゃんなのね @yonechantokakuyo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。小さなSFっぽいものを書きたいの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます