カレー(カレーの歌)

お昼時間。


隣の人がお弁当箱を開けた。

見えないはずの匂いが見えるようになったかの如く伝わってくる。

カレー。


カレーの匂いはすごい。

カレーのことしか考えなくさせる。


わたしと反対側の隣の人もそうだったのだろう。

「いいですね、カレー」と、話しかけた。

ほいきた、とわたしも乗っかる。

すると、背を向かい合わせにした方達も振り向いてうなずく。


目を合わせ、匂いを共有し、

「今日の夜はカレーにしようかな」と口々に言い合う。


数時間後の今わたしは、お米を炊いている。

なんのためか、って。

もちろん、カレーを食べるために。


そんな今日の1曲。

くるりで『カレーの歌』


カレーの匂いはいろんなものを思い出させるようです。

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