第10話:相互理解・承認の大切さ ③-1
もちろん、企業を辞めて独立した方が良いという考えをする人は多くないだろう。ただ、仕事がしたくても職が見つからないという人にとっては乗り越えるためにも自らの努力と経験を活用しながら独立を含めた新たな道筋を形成することが必要になってくるのだろう。
私はベーシックインカムを導入するか、個別支援の強化による労働の多角化を目指すべきだと考えている。これは、労働権を行使することが出来ないだけでなく、職業選択の自由が損なわれているもしくは労働機会の喪失につながっている現状に合わせて何らかの打開策を打ち出し、そこで情報共有やどのような展開が最適化を組み立てることにより経済悪化や失職等により所得が得られない、働く場所がないなどの人たちを個人活動や別企業への転職などさまざまな選択肢を用意し、個人に合わせたリクルーティングが必要になると思っている。
今の日本は協調性を求められすぎたことで独立や個人活動などに対するベクトルが高くなってしまっている。これは、他国に比べるとかなり遅延している状況であることは否めない。しかし、これまで協調性が生んだ負の産物により、組織で働くことに特化した考え方が定常化したことで生活困窮者などは比例して増加しており、このままでは有職者よりも無職者のほうが形成逆転してしまう時期も遠からずやってくると思う。だからこそ、所得の得られる手段を増やすことがこの状況において生活水準などを維持することが出来る事ではないだろうか?例えば、副業をするにしても一定程度の資産や貯蓄が必要になる。しかし、個別の経済格差により同じ境遇の人全員が同じように出来る訳ではない。
だからこそ、経済を回す意味でもきちんとした労働継続が出来るようにある程度の支援金を含めた最低限の支給制度とこれらに付随するスポンサーを含めた協賛企業もしくは個人投資家などに情報の発信とパイプ形成の補助などを担ってもらうことが個人で活躍するフィールドを形成する上で大事な事だろう。
今のベーシックスタイルでは自らの人脈や共通の友人を介して意見や商品を広げていくという手段を取っているが、これでは収益に直結するために必要な時間が膨大になり、これらに伴って精神的にも身体的にも良い影響は得られない。今はどちらかというと受け入れられるためには“数字”を求められる場合が多い。例えば、Youtuberなら登録者数○○万人や“人気”・“魅力的”といった人を引きつけるワードを使える人にならなくてはいけない。女優・俳優なら“幅広い年代に支持されている”・“たくさんの映画やドラマなどに引っ張りだこ”という外面的かつ幅広い分野に大きな影響を得られるという“保証”がないとテレビなどには出ることが出来ない。
私はどのような人でもマンパワーの強い人を引きつける魅力を持つことは大事だろう。そして、お互いに思うことをぶつけてよりよい社会を目指すという同じ方向を見なくてはいけないと思う。
才能や個性はお金では買えない NOTTI @masa_notti
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