第7話:相互理解・承認の大切さ ①
人には何通りも思考パターンが存在していて、個人ではそこのベクトルが、組織ではセクターが一致することで個の需要が高まることになる。しかし、それではあふれてしまう人が多くなってしまい、経済の崩壊を招くことになる。だからといって、あふれたからないがしろにする訳にもいかない。
これは1人1人が相手を理解することで適材適所の考え方が出来る。その上、彼らの問題として一番ネックになるのが、相互承認の人もいるが、相互理解の人もいるというように個人差をどのように埋めていくかも今後の課題になってくるだろう。
現在、働かなくてはいけないという義務のような風潮になっているが、私は“働かない”ではなく“働かせてもらえない”が正しいように感じる。これには個人差があるが、最大の論点としては“社会に参加することが難しくなってしまった人が再びどのように所得を得て、功績や成績を残すのか?”だろう。なぜなら、ほとんどの人たちは能力が高く、高度的思考はあるが、社会適応性や価値観のズレでなかなかうまくいかずもがき苦しんでいる。だからといって、このまま人生を終わらせる訳にはいかないが、現状ではそうせざるを得ないと思うのだろう。では、このような人にどのような支援をする事が大事なのか?それは、ベーシックインカム(通称BI)をベースとして私が考えた“ボトムアップ・マネジメント”(BUMG)だ。これは、最低所得を月額給与保証金として個別に設定し、個々のアイディアや作品などを企業側の担当者にプレゼンをする。そして、その商品を使いたい、その商品を共同開発したいとなった場合には商標登録と特許(提案したものが製品などの場合)・知的財産権など制作者本人が有する権利に関しては全権を制作者個人に付与する形で企業側は年間使用料と売り上げ配当を一定の比率割合で支払う。というものだ。
これは、今までうまくいかず、なかなか一歩が踏み出せなくてもがいていた人にとっては“自己肯定感の向上”と“社会評価における社会承認”という大きな自信につながるものが出来る。そして、その研究が社会の役に立つなどメリットが多いと多いだけ開発者の名前は売れていくのだ。
現在はテレワークなどの在宅勤務が主流になりつつあるが、これらの風潮を活用して在宅開発者を育てることが、これからの企業の発展につながっていくのではないだろうか?
そして、個人作家などの作品の場合も同様に著作権・肖像権・知的財産権などは制作者である著者本人に帰属し、作品内容および発売済み書籍などのストーリーを含めた内容を変更する場合には事前に改編した原稿を著者に提出し、承認をもらうことが必要だろう。これは、著作権を保護する意味でも、相互間の信頼関係を構築する上でも必要なことだと思っている。
今は原石を探して時間をかけて育成することが大事だろうし、うまく関係性を構築できることで会社にとっては大きすぎる恩恵を受けることが出来て、場合によってはメーカーの格が上がることもある。だからこそ、積極的に未就業者を開拓し、きちんとした環境で育てていくことで社会貢献するという意識が芽生える。この芽生えを生かすか殺すかは社会の風習などが作用している場合もある。
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