4月10日〜4月16日

4月10日


 数検準2級を受けに行った。


 「春休み終わったし、のんびりしてきなよ」と言われたお母さんと2人で女子旅


 ついでにみんなと銭湯にいくというお父さんに、車で駅まで送ってもらう。

 ホームに行くとちょうど電車が来たので乗って、都会へGO!



 駅に降りると、人、人、人。

 まだ11時くらいだったので、近くをウロチョロしてからお昼ごはん。

 野菜がたっぷりのサンドイッチを食べた。弟がいると絶対に食べれないので嬉しい。とってもおいしかった。



 30分くらい前になったので受験会場へ。なぜか会場前に人が十数人。エントランスにも同じくらいいる。

 エレベーターに乗って部屋につくと、まだ空いていなかった。


 5分くらい待つと空いたので、お母さんと別れて会場へ。

 会場内には120人くらい。同じくらいの年の子が多く、とても緊張する。



 問題が配られ、1次試験が始まった。結構スラスラ解けたけど、1問わからない。

 ヤバいっ と思いながら脳みそフル回転していると、終了5分前にようやく気がついた。慌てて解き直して、終了


 休憩時間になったので、部屋の外に出て、糖分補給。チョコボールを食べて、お茶飲んで、トイレが空いた頃に行って、あっという間に2次試験。



 2次試験は開始から70分立ったら途中で退出できるらしい。(試験時間は90分)

 退出する人はあまりいないだろうと思っていたら、

「70分経ちました。退出する人は答案を提出してください」という声に半分以上の人が立ち上がり、部屋を出ていった。

 まだ2問溶けていなかった私は余計に緊張してお腹が痛くなってきた。

 なんとか脳みそを回転させると答えをひらめいたので夢中で書いていたら、


「あと5分です」という声。


 ドッキーン 終わったのかと一瞬勘違いしてしまった。


 驚きすぎて心臓バクバク、手はプルプル。文字がうまくかけない。それでもなんとか書いて、時間いっぱいで提出して終了。


 エレベーターが混んでいたので階段で降りて、建物の前でお母さんと待ち合わせ。

 とりあえず甘い物〜と思ったけれど、すぐそばのアイスクリーム店が行列だったので、駅の近くへ。



 プリーツスカートにパーカーという組み合わせだった私は家を出る前にお母さんから

「もうちょいファッションを気にしなさい」と言われた。

 なので途中の服屋で上着を買い、Tシャツも見たけど買わず、ソフトクリーム屋へ。


 ようやくソフトクリームを食べられた。いちごとバニラのダブルソフト。太く、高さも15cm近くあって食べごたえがあり、とてもおいしかった。ちょっとさっきの腹痛が尾を引いていたけれどあまり気にせず食べた。



 お土産に半円形のスフレチーズケーキを買って家路につく。


 電車を待っているとまたお腹が痛くなってきた。さっきソフトクリームなんてお腹を冷やすもの食べるんじゃなかった。なんて後悔してももう遅い。



 電車に乗って駅についたら、タクシーに乗って家へ。

 運転手さんがかなりのおじいさんで、ノロノロ運転だった。結構ドキドキした。



 お土産は夜のデザートにみんなで食べた。6等分はかなり大きく、マコトは明日用に残していた。ノゾムは「へんな味する〜」といってあまり食べなかった。



 男子たちは銭湯に行き、お風呂に入ってマンガを読み、お昼ごはんを食べた。

 そのあと自転車屋さんに行ってヒカルの自転車を買い、店員さんが忙しすぎてすぐには対応できなかったので、自転車は明日取りに行く。

 ということを教えてもらった。

 銭湯に行ってマンガ読みたいと思ったので今度頼んでみようと決意した






 4月11日

 早帰りだったのと、半袖がほしいくらい暑かったので「もうダメか…」と避けていた衣替えを行う。



 私の分はもう成長してないのでアッサリ終わる。

 問題は成長中の男子3人。サイズの確認もしなければいけない。



 まずはヒカルのタンスの点検。私も協力してタンスの中のものをすべて引っ張り出し、サイズの確認。着れるものと双子に回すものに分ける。


 タンスからは四次元ポケット並みにたくさん服が出てきて、サイズを確認するとほとんど着れないものだった。

 靴下は10足以上あるし

 着れない服の山ができるし


「ちょ、ちょっとこれ、どーゆーこと!?www」2人で爆笑していた。



 タンスがきれいになったので、夏服の捜索。お母さんが探したけど見つからないので2人でもう一度探す。

 見つからない場合、はっきり言ってヤバい


 私は押入れ、ヒカルは他の場所を捜索。

 10分くらい探し、押入れにはなさそうだと諦めたとき



「見つけた〜」という声が寝室から


 ヒカルがロフトベッドからゴミ袋を2袋下ろしていた。

 数年前にロフトベッドを2台買った。1台は私が使っているが、1台は使いたい人がいなかったので使わない布団をおいていた。いつの間にか布団の下が物置状態になっていた。


 我が家では衣替えのたびにいちいち収納するのが面倒になり、ゴミ袋に服をすべて突っ込んでいる。それを発見!


 中には男子3人の服がいっぱい。サイズごとに分けて、畳んでいく。ついでにヒカルが着られなくなった服も畳む。


 ヒカルは自分の服をタンスにしまい、服が足りないことに気づく。山になるくらい着られない服があったらそうなるわな。


 私は畳んだものをお母さんのところに運び、報告。双子の衣替えはお母さんにおまかせする。


 はあ〜 ようやく終わった〜 






4月12日


 今日は半ドン(古いか?)最後の日なのでダラダラしてたら、日記書くのを忘れそうになった。反省




 ヒカルが

「すーくんがチャレンジタッチでゲームしてるー」なんてチクっている。

 我が家では【ケンカはするな、悪いことをしていたらお母さんにチクれ】という掟がある。


 うちはみんなゼミっ子で、マコトはタブレット、他の3人は紙で習っている。

 マコトが1日15分のルールを破った上にゲームをしているらしい。


「マコトくん、ゲームはダメ!やめなさい」お母さんが怒ってる。ストレス溜まってそうだな


「もうちょっとだから〜」ゲームしながらそんなこと言うとは、止める気ないな。そんなこと言ってると…


「もう25分以上やってるでしょ。あとちょっとってどれだけ!?今すぐやめなさい」あーあー怒ってるな。もう知らない



「あとちょっと~」往生際が悪い、学習しないな。



「明日と明後日はチャレンジタッチ禁止!わかった?」やっぱりこうなったか








4月13日


 今日から給食&6時間授業

 でも今日も授業はない。


 1,2時間目は身体測定。

  身長は1mmしか伸びず(もう誤差の範囲)

  視力検査では安定のC(0.7以下)をメガネの状態でとり

  体重測定のときに女子はみんなジャージを脱いで軽くしようとする

  まあ、いつもどおりだった




 3時間目は学年集会。学年主任の先生から修学旅行の詳しい話を聞く。大まかな流れは2年生のときに聞いていたけれど、やっぱり詳しい話も気になる



 この先生、ニューヨーク出身で関西弁、いつもハイテンションなちょっと変わった人。


 「お昼ごはんはこれだ!」と空っぽの弁当箱の写真をだしたり、

 (中身の入った写真はなかった)


 「ここに泊まる!」と出た写真は去年の野外活動の宿泊施設

 (後でホントのところも出た。結構きれい)


 「夜ごはんはこれだ!」と豪華な写真を出し、「米と……あと何かだ」とテキトー   

 (豪華な料理は本物)


 「体験学習でこれに乗る!」とダイヤモンドクルーズ並の豪華客船の写真を出し 

 「実際はこれの100分の1くらい」と悲しい注釈をつけたり、



「我々はMDLに行く!」MDL?なんじゃそりゃ? ってまさか…



三重Mie ディズニー《Disny》 ランド《Land》 略してMDL。通称ナガシマスパーランドだ!」


「ちなみに乗り物はこれとこれしかないぞ!」とジェットコースターと100円で動くミニカーの写真(実際は他にもあります)


 みんなで笑って、たのしかった。




 あとは教室に戻ってひたすら班決め。女子は人数も少ないので


 ナガシマはジェットコースターに乗れるか乗れないかで班を作り(高所恐怖症な私は乗れない班)


 体験学習の班は表の縦向きに番号順で名前を書き、横のグループにしたり、2時間ですべての班を決め終わった。


男子は頑張っていた。でも、頑張っても結果がついてくるとは限らない。途中から先生が仕切っていた。








4月14日


 今日は初授業。でも2時間だけ




 1時間目は理科。担任の先生は部活の顧問 つまり知り合い。自己紹介もいらないなーと思いつつ聞く。


 今年はノート提出はないし、パソコンでノートを取ってもいいことになった。きれいな字でノートを取るのは大変なので嬉しい。授業らしい授業はなかった




 2時間目は数学。初対面だが、ダジャレを言うことで有名な先生。話がおもしろかった。数人、ダジャレに愛想笑いをしていたら、

「うちのクラスのやつは誰も反応してくれなくて…」と喜んでいた。




 3,4時間目は離任式の準備。みんなで体育館の飾り付けや掃除。

 「LOVEってお花で書く?」って冗談で言ったのにほんとになった。





 5時間目は離任式。離任された先生は知っている人が多かった。


 歌を歌う音楽の先生や


 新婚生活を話す体育の先生


 名前を覚えてもらいたいと、名前を使ったメッセージを贈った教務主任の先生


 など、色んな話があって、寂しいけどとても楽しかった。





 双子が宿題の音読をしていた。学年が同じなので読むものも同じ



 マコトは「ににんいちくみで話し合いましょう」 2年1組?



 ノゾムは「ふたにんいっくみで話し合いましょう」 ふたにん?どういうこと?



 教科書を見ると「二人一組で話し合いましょう」 ふたりひとくみか





 夜、のんびり本を読んでいると



「お母さん、明日部活動見学あるから、帰り遅くなる」ちょっと待った



「ひーくん、部活動見学が明日ってホント?」初耳なんだけど



「ほら、これ」紙を一枚差し出された。そこには部活動見学が4月15日(つまり明日)だということ、各部活の活動場所が記載されていた。本当だった。


 ヤバい。私が所属する科学部は明日が新年度最初の活動日。何やるかなんて決まってないっ!


 どうしよう~








4月15日


 今日は新入生歓迎会。生徒会役員は劇を披露することになっている。


 脚本を書いたのは私なので、失敗したらと思うと緊張する。


 練習も数回しか行えなかったので、音響やライト係との連携がうまく行かないかも…と思ってももう遅い


 みんなで協力してなんとかやりきった。笑ってほしいところで笑ってもらえなかったのは残念だけど。(私はナレーションと裏で指示を出す係だった)





 それが終わると、今度は部活動見学。


 大慌てで第2理科室に行くと(学校には理科室が3室ある)2年生が7人、1年生が8人くらい。そして今年から副顧問になった先生。

 他の先生から聞いた話で、新しく副顧問が来ることは知っていたけれど、思ったより若い先生だった。


「とりあえず、新入生は理科室に入れちゃったけど、どうしましょうか」私が部長であることを知っているらしい。が、

「私も、今日何をするのか全く聞いてなくて…」どうしよう、コレ 実験はできないし、待ってもらうのも申し訳無い。


「とりあえず、先に他の部活見学してもらいますか…」と、その時



「みなさーん、第1理科室に移動してくださーい」



 顧問の先生がやってきた!助かった〜


 新入生を誘導しつつ、第1理科室に入ると、静電気の実験の準備がしてあった。



 先生が実験をしている間、立ってみている子に椅子を渡したり、副顧問の先生と自己紹介をしたり。



 そろばんがあるから帰ろうかと思ったとき、入口にヒカルらしい人影がいたので、目が悪い私は目を細めて確認した。



 つまり、思いっきり睨んでしまった。



 顔が見えなくなったので、やっちゃったかもと思い

「先生、早退しまーす」とそそくさ廊下へ


 まだヒカルは友達といたので、「睨んだつもり無いから」と耳打ちしてから

「私は帰るけど、よかったら見てってね」と勧誘を忘れず帰路につく




 夜ご飯を食べながら、部活動見学はどうだったか聞いたら、「1に科学部 2に帰宅部 3に陸上部かな」


 3か、選択肢になかった美術部に入部していただきたい




 一方、ノゾムは器楽部に入部する気になった。お母さんは「女子ばっかりで、行きたくなくなったらどうしよう」なんて言ってたけれど


安心して、男子はノゾムだけだろうから。まあそれも人生経験だよ。








 4月16日


 ばあばの自転車が来た!


 半年ほど前にじいじが踏み間違えを起こし(損害は車の前部分が破損しただけ)車を手放し、じいじはさっさと電チャリを買った。しかし、ばあばは

 「あんまり使わないだろうし…」と言ってなかなか買わなかった。


 でも、とうとう3輪自転車を買い、自転車屋さんからじいじが乗って帰ってきた。


 パステルブルーで、前と後ろの両方に荷台がついている。

 もちろん電動。鍵が左ハンドルの下くらいについていた。


 とりあえずみんなで観察。「荷台が大きくていいね」「充電器、じいじの自転車と一緒かな?」「ブレーキにロックがついてるよ」なんて話していると


 お父さんがマコトと放課後デイから帰ってきて


「鍵貸してもらっていいですか?」と鍵を借りると、家の前の坂(かなり急)を

  登って

  下って

  もっかい登って

  戻ってきた。


「やっぱり坂はブレーキ効きにくいですね。乗ったまま下らない方がいいですよ」

 なんて親切に言っているけれど、



「ちょっと、なんでばあばより先に乗ってるの」お母さんは呆れてる。

そういえば、まだばあばは乗ってない。ばあばのものなのに





 水泳に行こうと家を出て、庭でお母さんの準備が終わるのを待つ。

 お母さんが鍵を掛けてさあ出発!



 のはずが、ノゾムの手には庭で栽培中のスナップエンドウ。


 「それどうする気?」

 「家においてくけど」


 「もう鍵かかってるよ」

 

「あっ」取ったあとのことまで考えていない



 結局もう1回鍵を開けて、家において、もう1回鍵をかけた。


「後のことも考えて動きなさい」とお母さんに言われていたけれど、やっぱりノゾムは今のことしか考えていない危険人物だ。




 夜ご飯は肉まんだった。

 朝、突然「今日は肉まんにする」と宣言したお父さんが


 皮から中身まで全て作った。


 チルドの肉まんを作っている人には申し訳ないが、今までで1番美味しかった。

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