【No. 162】最大限の感謝を込めて

 今日で匿名短編コンテストの投稿期間も終わりですね。


 板野さんがカクヨムを去られ、Twitterもお辞めになられた時は、まさか再びこうして匿名短編コンテストに参加できる日が来るとは思ってもいませんでした。

 私は匿名短編コンテストの最初期から参加させていただいている訳ではありません。

 何回目から参加を始めたかは、作者特定にかなり繋がってしまいそうなので控えておきます。


 私がカクヨムで小説を書き始め、Twitterも始め、右も左も良く分からない状態でいた頃、出会ったのが匿名短編コンテストでした。

 作者を伏せた状態で、まっさらな状態で読んでもらえて感想をもらえる。

 一もにもなく飛び付き、好き放題書き散らしました。

 他の方の作品から、ルビでの遊び方、オマージュの面白さ、創作の自由さを知ることができました。

 あの頃のアカウントから、今はアカウントを作り替えてしまったのですが、匿名短編コンテストで出会い、今でも交流のある方々も多くいます。ありがたい限りです。


 大抵の場合、私の作品は可もなく不可もなく。それでも数人の方からコメントや賞への推薦などをいただくことができて、とても嬉しかったことを覚えています。

 今回も、何作か出させていただいたのですが、どれもコメントをいただけて感謝するばかり。

 全感想をされている方、精力的にコメントをしていらっしゃる方、皆様のおかげで、読んでいただける喜びに満ちています。

 普段であればここまで感想をいただくこともありませんから、いくら自分の書きたいものを書いているとはいえ、感想が一つあるだけでモチベーションが上がることを実感せざるを得ません。


 カクヨムを始めたばかりの頃に書いた作品と比べれば、多少なりとも成長しているのではないかと思うのですが、昔の短編の方が勢いがあって面白いなと思うこともあり。

 初心を忘れずに、自分なりの作品の書き方を確立していければいいなと思う今日この頃です。


 こういった投稿サイトや、Twitterなど、ネット上での付き合いというものは儚いものでして、自分がいくら繋がりを保っていたいと願っても、リアルより圧倒的に繋がりの消失が簡単です。

 喧嘩しても学校で顔を合わせるとか、相手の家まで行ってしまうとか、そういったことは一切なく、完全に繋がりが絶たれてしまうわけで。

 だからこそ、今、相手と共に在れることに感謝を、その人の作品が読めることに感謝を忘れないようにしたいものです。


 もしかしたら別の名前で活動しているかもしれない、もう執筆そのものを辞めてしまったかもしれない、今何をしているのか分からなくなってしまった、いつかの友人たち。

 彼らの今が、彼らにとって幸福であればと願うことしかできない。


 刹那的な繋がりであるが故、皆さんが全員書籍化作家になればいいなと思ったり。

 だってそうすれば、本棚に並べておけます。出版社を通してファンレターだって送れます。


 そんなことを思いつつ、趣味として書き続けている私が言うなよ、なんて気持ちにもなるわけですが。


 何が言いたいのか、いまいちまとまりのない物になってしまいましたが、そろそろ終わりたいと思います。


 板野さん、また会えて嬉しかったです。

 参加者の皆さんとも、また会えて嬉しかったです。


 まだエキシビジョンという新たな楽しみが控えていることを喜ばしく思いつつ、作者発表までをワクワク待ちたいと思います。


 最多投稿数、板野さんには太刀打ちできそうにありませんが、なんとか食らいついていきたいところ。

 私が書いた他の作品、それなりにありますが、何だか分かりますか?

 特にここにヒントを散りばめたわけではありませんが(笑)

 もっと暗号的な物をサラリと思いつける頭があれば良かったんですが、そういうことをやる余裕まではありませんでした。


 それでは、最後まで存分に楽しみましょう!


 愛を込めて。

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