切ない話でした。大人になるって、いろいろあるものね。何があったかは語れていないから判らないけど、ドラコが二人を呼んでくれて、何も解決していないとは言え、生きていく事はできそうで良かったです。
いつかは本当にドラコに会えるといいな、と思いました。
大人になるってそういうことだけど、子どもじゃなくなるってそういうことじゃないんだろう。
ほんの少しの希望でも生きる意味になる。
大人になることの切なさがこめられたお話ですね。救いのあるラストにホッとしました。
タイトルの「ドラコ」からドラゴンのような姿を想像して読み始めましたが、描写からは肌色が緑のヒト型爬虫類みたいな姿を思い浮かべました。
ドラコも孤独を抱えた子供だったので人のところに遊びに来たのでしょうか。また再会できるといいなと願ってしまいます。
ドラコがいなくなったことでひとりになった、だからドラコに会いに逝こうとした……ドラコが二人を呼んで、命を繋げてくれたとほっとしました。二人もドラコを忘れていなかったことも安心しました。
踏み台取り出した時に「えっ、ちょっと!?」って声が出そうになった。子供から大人になっていく時の、よくある変化を描いた話だと思っていたから。ボクを救いたくてドラコがみんなに呼びかけていたのかもしれないですね。
>せめて最後にもう一度、ドラコに会いたい。そう思っているのは本当だ。
ラストのこの一文がどう受け取っていいのか迷っています。なかなか辛い気持ちは無くならないようだけど、少しだけ復活した友情が再び生きる楽しみになってほしいと思います。切なかった賞に推します。
秘密基地に不思議な友達、いいなあ好きだなあと読んでいましたが……苦しかったんでしょうね。
秘密基地も疎遠になった友達も、不思議な出会いも、確かに大事な思い出として描かれていて、読んでいて沁みていって。だからこそ、辛い今が浮き彫りになってしまって……たっくんとカズくんが来てくれて良かった。ドラコにもまた逢えるといいなあ。
ドラコが何者かは分かりませんでしたけど、絆と命を繋いでくれた大切な存在ですね。
状況は何も変わっていない。ただ死に損なっただけ。それでも本の少しの希望が、生まれたように思えました。
>ただ、ボクはまたドラコに会いたかったんだ。
この一文で、胸がキュッと苦しくなりました。
大好きな友達と過ごした楽しい時間、あの時しかなかった空気感に恋焦がれる気持ち。もう手に入らないそれを繋いでいたのが『ドラコ』だったんですね。
ラストの展開に救いを感じました。時間は戻らないけれど、かつてあった大切な記憶が彼の生を繋ぎ止めてくれるでしょうね。
とても良い作品でした。
子どもの頃の関係ってそのまんまでは成長できないものですよね……。ドラコが何者かはわかりませんが、幼い子どもの頃の大切な思い出の象徴のように感じました。『切なかった賞』に推します。
友達が支えではなくなってしまった瞬間、ドラコが助けてくれて、また支えを得られたのでしょうか
またみんなで笑い合える日が訪れるといいですね
初めて読んだ時、素敵なお話だと思いつつも私の語彙力が足りないせいでなんてコメントすればいいかわからなかったんですすいません……
読み返してみると、これはやっぱり切ないお話だなと感じました。悲しいだけじゃなくて、きっとドラコもみんなに会いたがってるんじゃあないかなと思いました。素敵なお話です!