第56話 インドア・スカイダイビング
ゴールデンウィークでしたね〜。みなさま、いかがでしたでしょうか? 私はオーストラリアに住んでるので関係ないんですが、先週末は初めての体験がいくつかあったので、ゴールデンウィークに便乗して書いておきます。
三月が誕生日だったのですけど、夫にリクエストしてインドア・スカイダイビングのチケットを買ってもらいました。屋内で、下からくる強い風を受けて浮くことで、空を飛んでいるような体験ができるアレです。
というのも、義母が息子の誕生日(去年の八月)に同じものをプレゼントしてくれたんですよね。で、息子の付き添いで行ってみたら、むちゃくちゃ楽しそうだったので、「私もアレやりたい。誕生日プレゼントはアレにしてくれ」とたのんで三月にチケットをゲットしました。
自分のチケットはゲットしたんですけど、一人でやるより子どもたちも一緒のほうが楽しそうじゃないですか。ということで、家族で行ってきました。インドア・スカイダイビングに一ミリも興味のない夫が動画撮ってくれました。
F1の人が着るようなツナギを着るんですが、ポケットがないんですよ。荷物やアクセサリー、時計などは、全てロッカーに入れます。ポケットに車の鍵とか入ってたら危険ですもんね。
で、ポケットがないのは納得なんですが、私はいつもポケットのある服を着ているので、手の行き場がなくてモゾモゾしました。私はいつも、ポケットに手を入れてるんだなぁと気づきました。
小説で、自分が経験したことないこと書くときは、こういう細かいことは書けないなと思いました。逆に、自分の体験を混ぜるときは、こういうディテールをちらっと入れるとリアリティ増しそうですね。
一分間の飛行を二回やったんですが、オプションでインストラクターさんが高〜いところまで連れてってくれるんです。追加料金取られますが、あれやんないと意味ないってくらい楽しかったです。
ジェットコースターなどは苦手なほうな私。下降するときズーンってくる感覚が怖いんですよ。インドア・スカイダイビングは、下降する恐怖感がぜんぜんなかったです。
終始「飛んでる、飛んでる! 私、空を飛んでる〜っ! ウェーイ!」っていう感動しかなかったです。たった二分のために一万円札も飛んでいくわけですが。ウェーイ……。
飛んでるとき、みんなヨダレがちょっと出てるそうです(夫談)。私も出ました。飛んでるときは手の位置などが重要なので拭けないです。興奮してギャーギャー叫んでいたのですが、風の音が大きすぎて、誰にも聞こえなかったのはよかったです。
それから、子どもたちが、近所の子どもたちと一緒に、「サバイバー・チャレンジ」みたいなのを企画しましてね。サバイバー系のテレビ番組に触発されて思いついたみたいなんですが、「子どもたち五人(長女・長男プラス近所の子三人)で、我が家の裏庭で24時間を過ごす」という計画です。
テントを張って、簡単な食料(パン、ツナ缶、果物、お菓子など)と寝袋や衣類を持ち込んでスタンバイ。iPadやSwitchのような電気機器は持ち込み禁止。
持ち込み可・不可な物なども、五人で二週間くらいかけて決めてました。ちなみに、我が家の庭は、テントよく入ったな、ってくらいの小ささです。
基本は裏庭から24時間出てはいけない決まりですが、トイレに行く時は家に入っていいことになってました。
決行の日、なんとどしゃ降り。最高気温は13度と寒い。テントの中に子どもが五人で、外にも出られずに何時間も閉じこもっているわけですよ。「頭おかしくならんかな」「バトルロワイヤルみたいになったらシャレにならんな」と母は少し心配でしたが、意外と仲良くやってました。
超マイペースな近所の男の子は早々に脱落。自分の家に帰ったり、私が家でSwitchやったり、たまにテントに行って子どもたちと遊んだり。一番合理的で楽しい週末の過ごし方してました。
残りの四人は、トイレに行く回数がやたらと増えてました(笑)。お家の中はあったかいからね。一日中雨でしたが、ちょっと小雨になると、テントから出て外で遊ぶんですよね。寒いし、濡れるのに。風邪引くぞ。
四人で、変な宗教の儀式みたいなのをやったり、想像上の友だちをお互いに紹介し合ったり、「クリエイティブだな」と「頭ちょっとおかしくなってきてるな」の狭間でがんばってました。
朝七時から始めて、夜九時までがんばってましたが、女の子の一人が「寒い。家に帰りたい」とシクシク泣き始め(長女談)、残りの子どもたちがもらい泣きして、解散になりました。24時間サバイバーならず。夏になったらまた挑戦するそうです。
いろいろと濃い週末でした。ゴールデンウィーク、それから、終わった後、みなさまいかがですか〜? 長いお休みの後って、逆に体調崩しやすかったりするので、ご自愛くださいね♡
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