第23話 日本上陸
何が日本上陸したかって? わ・た・し。うふふふ。日本に帰省しています。テンションおかしいです。毎日が楽しすぎて。
まず、一人旅です。仕事も母業もお休みです。私にとって、世界で一番大切な人間は、夫と子どもたち。なのに、一番贅沢な時間ってのが、彼らと離れてる時間というアイロニー。いやでも、アレですよ。「我が家が一番」なんだけど旅に出たい心理です。いつもと違うから贅沢なんですよね。協力してくれた家族よ、ほんっとありがとう。
朝起きて、一日何してもいい。好きな時間に寝起きしていい。なんなら昼寝したっていい。何食べてもいいし、別に食べなくってもいい。ってこれ、すごくないです? うぎゃあ、どうしようって、朝から「今日したいことリスト」作っちゃっいましたよ。慣れてないから。(普段は、前日に「明日しないといけないことリスト」を作るタイプです)
メルボルンから成田空港への直球便は十時間くらいかかります。空港には二時間前には着いとかないといけないし、降りたあとも検疫やらなんやら時間がかかり、そのあとホテルへ行くので、ドア・ツー・ドアで十五時間ほど。
この長い拘束時間からすでに自由時間です。メルボルン空港で、いろんな人種のフライトアテンドの方々が、「おはようございます」って日本語であいさつしてくださって、うぎゃーってテンション上がります。機内で着席して、用意してある雑誌を手にとったら、左開きでテンション上がります。(英語の雑誌は右開きだから)
京成スカイライナーで成田から都内へ移動中、「Sexy Zone」の中島健人さん演じる「京成王子」のキャンペーンポスターを見て、テンション爆上がり。「Sexy Zone」も中島健人さんも、実はまったく知らなかったんですけど、車内アナウンスで中島健人さんが「お客様は、お姫様。Sexy Thank you!」ってやるんですよ。日本の広告の芸の細かさにハートを射抜かれました。
昭和風の喫茶店で「マドンナー」ってなぜか「ナー」が伸びてるネーミングにキュンときたり、「ロシア風フランス料理」って、「え? 何がどうしてそんなことに?」と疑問をそそる看板見つけてグッときたり。ハートを射抜かれる出来事には、枚挙にいとまがありません(なので、このへんでやめときます)。
昨日は、ウェブ執筆を通じて知り合った方とお会いしてきました。自主企画で出会って、作品が大好きになり、ずっと憧れだった「野々ちえ」さんと、共通の書き手さんつながりで仲良くなった「木野かなめ」さんです。
どちらも、作家さんとしてすごく尊敬していたので、実際にお会いできるとなると、ワクワクと緊張で、前日はほとんど眠れませんでした。会った時の第一印象で、「疲れたおばさんだな」とかってガッカリされたくない! と思って、化粧も服も髪も、すごい気合い入れて行きました(笑)。完全に悪あがきですけど、自分の100%でがんばりました。「がんばってる感を消す」段階までがんばった(笑)。成功したかどうかは知りません。
浅草の「神谷バー」で待ち合わせをしてランチ、そのあとスカイツリーまでお散歩し、「世界のビール博物館」で飲む、という、おのぼりさん(←私)にサイコーなコースでした。
すごくすごーくお会いしたかったのですが、実際にお会いして、会話がはずまなかったらどうしよう、とか、ちょっと不安もありました。でも、話題は尽きることがなく、本当に楽しい時間になりました。
野々ちえさまは、イメージ通りの、超ステキな女性でした。初対面なのに、私生活や過去のあんなことや、こーんなことまでお互いに知ってる♡っていうのが、シュールでしたねぇ。会ってすぐに打ち解けることができたのも、そういう下地があったからだと思います。
木野かなめさんとは、小説教室などでズームで何回か会っていたので、「そのまんま」でした。スキあらば笑いをとってくるので、笑すぎてマスカラが落ちまくりました。
当たり前のことですが、実際に会うって、すごいんですね! (←語彙力……)
言葉だけで伝えられることって、本当に一部なんだと思いました。それでも、言葉のみで伝わっていた、「その方の芯」のようなものは、顔や体や仕草などに、ぜんぶ現れているように感じました。会ってみて、「そういうことか〜」と納得がいったというか。
「文字で伝わるのはほんの一部」ということと「小説にはご本人がぜんぶ出てしまう」ということが、矛盾しない二つの事実として感じられて、おもしろかったです。
木野かなめさんは用事があって途中でお帰りになったので、その後は野々ちえさまとプチ女子会で盛り上がり、お別れの時に、手を握ってくださいました。私は酔ってた勢いで「ハグしてもいいですかぁ〜?」ってハグしました。
肌を通して伝わることって、すごいんだなぁ(←語彙力……)って、思いました。これからも日本には帰ってくるので、またぜひお会いしたいです。
日本旅行、まだまだこれからです。書き残しておきたいことが多すぎるので、エッセイでは、ランダムなネタをお伝えすることになり、オチもまとまりもないですが、悪しからず……。
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