第20話 アイディアの出し方 その2
岡田斗司夫さんのやり方を試してみたのですが(詳細はこちらの動画をご覧くださいhttps://www.youtube.com/watch?v=T3hmsEu3TAw&t=1200s)、あんまりうまくいきませんでした。しょぼん。
「誰にでもできる!」と謳っている方法って、時として、教えてるご本人が、ご自分の能力を少なく見積もってるだけだったりしません? 私にはすごく難しかったです。でも、練習すればできるのかもしれないので、またいつか挑戦するかもしれません。
創作の過程って、無意識に行っていることが多いと思うんですが、無意識に行っている作業を、ちゃんとプロセスとして意識的に行うっていうのが、けっこう勉強になるんじゃないかって、希望もこめつつ思います。
それも、自分がやってる方法じゃなくて、他人がやっている方法を試すのは、うまくいかなくても、案外おもしろい発見があったりします。
家庭料理って、大抵の人が、レシピなんて見ずに作りますよね? 新しい料理に挑戦してみるときでさえ、レシピをサラッと読んで、自分流に適当に再現したりします。私みたいなタイプが多数派だと思います(自分調べ)。
そうすると、なに作っても、なんだか同じような味になっちゃうんですよね〜。なぜか。なので、時どきレシピにものすごく忠実に作ってみると、料理の幅が広がることがあります。
そんな感じで、たまに指南書のメソッドを忠実に試してみると、うまくいかなくても、創作の幅を広げてくれたりしないかなァ……なんて願いを込めて、いろいろと試したり試さなかったりしています。
で、短編のアイディアの話に戻りますが、結局、前からぼんやり「書きたいなぁ」と思っていたテーマを書くことにしました。岡田斗司夫さんのメソッド、まったく使ってない……。
ツイッターみてると、バズってるツイートが流れてきます。その中にこんなのがありました。
「今日は親友のお葬式だった。息子が喪主を務めた。亡くなった親友は、たまたま、私の元・夫で、息子の父親だった」
↑ 正確なツイートを覚えていないので、ところどころ違うかもしれません。悪しからず。
このツイートのスレッドみたら、本当にこのお二人、一生の親友だったのだな、とわかるような内容だったんですよ。でも、子どもがいて離婚したってことは、その過程で、三人三様、私には想像もできないような、辛い思いや切ない思いをされたのだろうなと思います。
なんか、いいなー!!! このツイート。こんちくしょう。人生の苦さもすばらしさも、色々ぜんぶ包括してて、意外性があって、かつ、最後にはハートがウォーミングだぜ。って感動したんですよ。
ここからインスピレーションを受けて、いろんなシナリオが頭の中でぐるぐると回っていました。数ヶ月ほど。
人間の無意識のおもしろいところが、このツイートからインスピレーションを受けて出てきたシナリオが、元ネタと似ても似つかなかったりするのですよね。どこがどうしてこうなった? と、自分でも頭を掻いてしまうようなものが出てきたりします。
元ネタの、自分の心を揺さぶった要素や構成と、最近体験したり思ったりしていることが、うまく繋がったり変換されたりして、新しいアイディアとして生まれてくるのかもしれません。
ってあれ? これ、岡田斗司夫さんのメソッドに近いのかも? うまくいかなかったと思いきや、無意識さんがちゃんとやってくれたのかな? 無意識でやってることを、意識してやるってのが、実は一番難しいのかもしれませんね〜。意識してできるようになりたいです。
追記:夏が終わってしまいましたね。こちらは南半球なので、今日から春でウキウキです。でも、8月31日は、地球のどこにいても、夏が終わるな……と寂しさでちょっとキュンとします。
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