インタビュー

―今日はよろしくお願いします。

さ:よろしくねえ。

―早速ですが、今回のアルバムはどのような思いで制作されたのでしょうか。

さ:そうねえ。まず、前回のアルバムで僕ら「ブラックペッパーミステイクズ」は、一旦死んだのよね。

―死んだ、とはどういうことでしょうか。

さ:僕ら「ブラックペッパーミステイク」ってのは、じゃかじゃかギターをかき鳴らすのが売りだったわけ。それを前回のアルバム「クリスタルルビーセカンドドットコム」では、ある種の完成を見たわけよ。とりわけ「紫色のカタツムリがいたら、僕困る」では、変則的なカッティングによっていい感じのグルーブ感が出てさ。それでもうギターでできることは全部やっちゃったなあ、みたいな。そう、そんな感じでさ。今回のアルバム「冬のウォレットチェーンコールド」では、新しい音を探して、LAとか、SAGAとか、SIZUOKAとか、HATIOUJIとかに行ったわけよ。素晴らしいレコーディングだったね。グルーブが凄かった。

―では、今回のアルバムでは新しいバンド像が見えたと。

さ:そうだね。ドラムのフミー北村笹とか、ドラム2のジョナソン東村竹とか、ドラム3のムニャア西村草とかもさあ、「グルーブ超すげえッ」つってたしさ。すげえんだよ。グルーブがさ。

―ではレコーディングは順調だったと?

さ:そうだね。最初のアルバム「胡椒コチョコチョ」の時はドラムが8人いるからみんな「俺が叩きたい」って喧嘩になってたけど、今回のアルバムではドラマーの内5人と連絡取れなくなって、結果的に喧嘩にならずに済んだね。

―ライブ活動も精力的に行っておられますが、ライブ活動に変化はありますか。

さ:ノーコメントで。

―メディア出演についてはどうですか。

さ:ノーコメントで。

―今回のアルバムでささんが特に気に入っている曲はありますか。

さ:全部好きだねえ。一曲目の「キーボードショートカット大福」とか、二曲目の「転々タオル」とか、三曲目の「狂おしいままに君を見つめゲッチュウ」とか、もうグルーブが半端ないし、四曲目の「二曲目」とかもすげえし、五曲目の「あれ、4曲目だっけ」とか歌詞もいいし、六曲目の「『二曲目』が三曲目だとすると、『あれ、四曲目だっけ』が四曲目だということになるのか」とかは11人で一斉にシャウトするところがグルービーだし、七曲目の「『二曲目』が二曲目だったら『あれ、四曲目だっけ』が三曲目になって、いやでも、二曲目は『転々タオル』だった気がするし、あれ、今何曲目だっけ。うーん。正直よくわからなくなってきたなあ。どうしよう。もう、どうでもいいか」とかはシンプルに音質が悪いし、八曲目の「僕ら『ブラックペッパーミステイク』ってのは、じゃかじゃかギターをかき鳴らすのが売りだったわけ。それを前回のアルバム『クリスタルルビーセカンドドットコム』では、ある種の完成を見たわけよ。とりわけ『紫色のカタツムリがいたら、僕困る』では、変則的なカッティングによっていい感じのグルーブ感が出てさ。それでもうギターでできることは全部やっちゃったなあ、みたいな。そう、そんな感じでさ。今回のアルバム『冬のウォレットチェーンコールド』では、新しい音を探して、LAとか、SAGAとか、SIZUOKAとか、HATIOUJIとかに行ったわけよ。素晴らしいレコーディングだったね。グルーブが凄かった」とかはタイトルからしてうるさいし、9曲目の「無題」では単純にくそみたいなメロディーで不快だし、10曲目の「そろそろレコーディング飽きたからもう帰って寝るわ」とかは俺っちの心情がナチュラルに綴られていて、歌にするほどのことでもないから、正直、全体的に最高だね。

―では、今後の抱負をお願いします。

さ:今回のアルバム作りで懲りたので、次は新しいバンド「ケチャップマヨネーズボンバーズマシンガンズ」として、心機一転、NYとTSを中心に活動していきたいですね。

―TSというのは?

さ:豊洲です。

―ありがとうございました。

さ:サンキューアイルキルユーベイべ。愛してるぜ。

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