3分小説クッキング

 まず、パソコンを用意します。パソコンがない方は、原稿用紙と筆記用具、あるいはスマートフォンなどでも構いません。

 次に、設定を考えます。設定は重要です。設定が適当だと、話の整合性が取れなくなります。ファンタジーなのか、現代ドラマなのか、きちんと考えてから書くようにしましょう。

 こちらに、すでに出来上がった設定があります。今回は、魔法世界ものを用意しました。

 この設定に、キャラクターを適量加えます。その際、キャラクター造形に偏りが出すぎないようにしましょう。シリアスキャラとコメディキャラの配合を7:3くらいにするのがコツです。また、名前は凝りすぎないようにしましょう。

 続いて、魔法を加えます。魔法は、凄すぎるものにしないよう、注意を払ってください。特に主人公の魔法は、応用が利くものにしましょう。あとでストーリーがつくりやすくなります。

 その次に、プロットを用意します。プロットは大雑把なものでも構いませんし、緻密なものでも結構です。お好みに合わせて、ほどよいプロットにしましょう。

 ここで下準備が終了です。設定とキャラクター、プロットを頭に入れ、練ってください。練る時間は、個人差があります。練りすぎないように注意しましょう。

 今回は、練り終わったものを用意してあります。この練った物語を、パソコンに打ち込んでいきます。状況がよく伝わるよう、わかりやすい文章を心がけましょう。適宜比喩を入れることも効果的です。書き終わったら、誤字脱字がないか、本当にこの文章でいいのか、見直します。見直しすぎるとわけがわからなくなるので、注意が必要です。

 煮詰まったら、世間に公表しましょう。賞に応募する、編集部に持っていく、ネットで公開するなどの方法があります。また、世間に公開する前に誰かに試食してもらうことも重要です。

 では、今回はゲストの評道さんに召し上がっていただきましょう。


評道:うん。ほとんど『ハリー・ポッター』の味しかしないね。


 そうですか。では今回の3分小説クッキングはここまでです。今回は『ハリー・ポッター』を作ろうでした。ありがとうございました。

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