ちょっと見える人は夢でも怖い
アモア
第1話 夢でも怖い
僕は俗に言う「ちょっと見える人」
はっきりとは見えないけれど
予知夢は白昼夢といった夢絡みが多い
実体験は幼少期の神隠し・今の家の夏の腕引き・田舎での浮く人
この3つくらいしかない
ここからのお話はやけにリアルな触覚があった話
友達と一緒に神社でのイベントへ行くことに
神社でのイベント自体が珍しいので面白そうだと思い
行ってみると屋台やおみくじ売りなど定番モノとプロジェクターを準備して見るからに偉い人が大勢席について開始を待っていた。
でもおかしい事が一点だけ神社関連の人はいるけど一般人がとても少ない
ど平日の10時開催とあってまぁ来ないよね。
席は数十席分用意されているに数人しかいないように見える
時刻となってこの人数は主催者は可哀想なことになるだろうにな
いざ始まったプロジェクターでの解析やら説明
始まって少しすると異常な眠気に襲われ落ちた。
目を覚ますと前に座っていた友人が移動して真後ろに座ってる
驚きと同じくして人が凄い大勢いる事にびっくりした
席の配置も全く変わっていて今は恰幅のいいお坊さんが何やら話をしているっぽい。けどまぁ話途中から聞いても分からんし
現状が把握が第一なので友達に聞いたら1時間くらいして人がどんどん増えていき五月蝿かったのに全く起きないからオマエを動かさないようにの配置にしてもらったんだぞ!と
まぁありがとうございます。寝て悪うございました。
寝てる事が悪いことではないと神社関連の人に言われたので態々起こさなかったとも言ってたけど起こしてくれてもいいじゃん
気を取り直して回りを見渡すと数十席は満席となり立見客までいる。席の配置は
L型と6列5列の長方形と逆l型と変わった配置
L型のところでそれぞれ1人が話をしている
逆側は見えないけどこっちは恰幅のいいお坊さん
話は聞こえないけど目視はできる
お坊さんを見ているとだんだん黒いモヤがかかってきた。お坊さんとモヤが被って見える。
モヤ大きくなっていき少し横にズレ
驚くとお坊さんと目が合ってしまった
お坊さんはニコッとしただけでまた話を始めた
それで立って客と触れ合う為か歩き始め
だんだん此方に寄ってきた
モヤのズレは次第にどんどん大きくなり2メートルくらい前までくるとお坊さんは此方を向いて止まった。モヤは完全にお坊さんから離れてお坊さんに似てるお爺さんがそこにはいた。
お坊さんはニコッとして私の話聞いていましたか?と聞いてきたのですいませんといった
それならと近づいてきて私の他に立っている人はいますか?と可笑しな質問をしてきたので
ちゃんと答えてあげた
話は寝起きだったので聞いてませんでしたけど立って巡回してくる時には起きています。貴方には黒いモヤがかかっていましたが今はないけど替わりに貴方にソックリでも年配のお爺さんが真横に立ってますよ。と指差して貴方ずっと無視してるみたいですけどお爺さんが可哀想ですよ。と説明した
自分に見えてる範囲で説明しきったら友達がプププと笑ったのでキレ気味で聞いたら何も無い所を指差して真剣な顔で言うもんだからついねと言われ
「頭の中では???うん?分からん
自分に見えて友達には見えない
お坊さんも見えてないって事はアレかぁ」
思考にお坊さんが話しかけてきた。
私には見えない何かが見えているみたいですねとにこやかに悟す言い方してきたので嫌だった
そうだ!スマホと思い写真を撮ろうと思い向けると居ない、でも目の前にはいる確かにいる
こうなったらムービーだ!録画を始めた
全く映らないから写したままで話を始めた。
お爺さんは誰だろうか?分からないけどお坊さんと一緒にいるから悪いモノではないのかもと話しているとお爺さんが動いたので今どっかに行かれると嫌なので腕を掴もうとしたら一瞬ではあるが掴んでから透過した。拍子に携帯を落としてしまったが些細な事
皆が見てる前での事象なので掴んだ瞬間を見た人が大勢いた。お坊さんも見ていたので驚愕していた。見えないけれど確かにいる。けれど透過したら黒いモヤになり消えてしまった。
説明してその後お坊さんは再度イベントお話へと戻っていったので撮影していたスマホを確認すると始めのスマホと目視を比べてる時はそのままだったが置いてその後映像が全く違うモノになっていた。撮影は数分のモノ
切り替わると幼稚園児くらいの男の子が2人
昔ながらの家の中夕日に照らされながら遊んでる
すぐに人が増えていき8人くらいまで増えた
皆幼稚園児くらいで各々遊んでいる映像
大人みたいな人が2人走り込んできた時に映像が終わっている。
このムービーはおかしいことしかない
目の前のお爺さんを撮影していたつもりだったのに全く違うモノになってしまっている。
こりゃやばいモノを撮ってしまったと思った
イベントはお坊さんの話が最後だったようなので直ぐに終了となった。
終わったのでまたお坊さんに話を聞きに行こうとしたらお坊さんは足早に帰って行ってしまい会う事は出来なかった。その後は特に何もなかったので友達と屋台で飯食って帰路に着いた。
家に帰ってこの可笑しい現象の話を家族に話した
家系で見える人がいたらしいとなったが気持ちが悪いなら神社でお祓いしもらいなと言われ確かに調べようなと思った。
話を聞いていた2個下の弟はバッカじゃないの?とかまして来た。ハハッは馬鹿らしいと立って冷蔵庫のある方へ向かっていった。すると直ぐに弟の怒声が響いて来た。駆け寄ると掴み掛かってきてアレは何だよ!仕込みかよ!と怒鳴って来た。
驚かせるにしても程度があるだろと!
そこには何もなかった。アレアレと指差すも何もない怪訝な目で見ているとまた怒鳴った。
みんなして騙すつもりかよと言って部屋へ走って行ってしまった。アレが何だったのか分からない
最後の皆ってのも可笑しい自分と弟の2人しかいないんだからね
ちょっと見える人は夢でも怖い アモア @amoa
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